赤く染まる

学習発表会シーズン。 いろんな教室から歌が聴こえてくる。 関わりのある学年の練習に呼んでもらい、 合唱を聴いては涙する。 先日は、4年生「大切なもの」。 今日は、5年生の「ぞうれっしゃよはしれ」に「HEIWAの鐘」。 去年は、あの人たちとOh Happy Day…

loss

自分自身の中の大切なものが崩れ落ちていってしまうような。 この感覚の起源は何なのだろう。 言葉を失ってしまう。 悪い夢であってほしいと思ったけれど、直面せざるを得ない現実。 遠い国の問題ではなく、 わたし自身が直面している問題と、つながっている…

この目を閉じても

昨夜から急に視力が落ちた気がする。 コンタクトを外すと、あまりに視界がぼやけるので、不安になる。 そうすると、夢にもその不安があらわれる。 赤色が見えなくなる夢だった。 世界の景色が変わってしまう。 今日もやっぱり調子が悪い。 こういうことって…

HB

秋のすばらしい陽だまりと少しずつ色づいてゆく窓の外の木々と青空と。 夕方遅くからは学校に行って明日の準備をする。 気になっていたことには、すべて取り組めたような日だった。 毎日の中で変化を意識するのは難しいけれど、 例えば半年前、例えば1年前…

quality

京大が舞台のニッポンのジレンマでも、誰そ彼時の話題が出てきた。 質的な時間と量的な時間。 おもしろかった。 黄昏時、と言えばマジックアワー。 思い出すのは、江國香織の小説「デューク」。 奇跡的な出来事を描く時間として、この上ない。 駐車場の変更…

夢の終わりに

雨の中、往復4時間。 タテタカコの「眠る街」を聴きながら。研究発表は、おだやかに終わる。 キング牧師の夢を描いた授業の報告。 ここで一区切り。 私を色んなところへ連れていってくれた授業だった。 帰り道。 不思議なめぐりあわせ。 言葉にも、心にも、…

creation

映画予告編づくり X 4クラス。 今日からナレーション班と美術(イラスト)班に分かれる。 ナレーション班から、 「この情景描写を入れるから、こういう絵を書いて」と美術班にオーダーが入ったりする。 美術班からの提案もある。 「公開、いつにする?」 「…

organic

レポート発表の準備で、昨年度のクラスの子たちとの授業映像を編集。 キング牧師とローザ・パークスを取り上げた外国語活動の授業。 改めて見て、すごーくカオス。 なんじゃこりゃー。 笑える。 本当に、ユニークな人たちだった。 「こういうことしたい」、…

袖を通した瞬間に

駅前の小さなセレクトショップで、Lokapalaのベルギーリネンの黒いワンピースを手にいれる。 ここのオーナーさんはとても目が利く人。 「袖を通した瞬間に、わかるのよ」と、瞬時にその「人」と「服」の相性を感じとり、言葉にして伝えてくれる。 色を迷って…

texture

昨日は維新派の公演から帰宅後、皆川さんのプロフェッショナルを観ながら、うとうとベッドで眠ってしまった。 先週からめまぐるしい忙しさ。 あとしばらくは、そんなせわしない毎日が続く。 先週は、精神的になかなか厳しい一週間。 5月の初め、6月の終わり…

ほほえみ

京田辺シュタイナー学校の秋祭りへ。 音楽と物語が響き合い、ほほえみあふれる場所。 シュタイナー学校の先生たちのほほえみに触れるだけで、大切なものを取り戻せるように思えるから。 職員ミーティングで毎回歌い、練習してきた職員合唱の歌声を聴くだけで…

みちたりる

今日は6時間目に、2年生のクラスの代行に入る。 「お手紙」の学習を終えたところ、ということで、がまくん、かえるくんシリーズから、大好きな「クリスマス」を読み聞かせ。 途中で、想像もまじえつつ。 2年生、めっちゃくっちゃかわいい。 反応もすばら…

message

うまく話せなかったことを、 何度も後悔した日。 言葉がうまく出てこないことがよくあって、 ひとりになって落ち着くと、本当は話したかったはずの言葉がぽろぽろとこぼれてくる。 こういうことの繰り返し。 話すのは、やっぱり苦手だ。 そういうわたしでも…

秋の日

昨日からいっきに秋めいて、薄手の薄紫のニットを出してくる。 2年前の暮れにかったもの。 細身のデザインと色合いが気に入って。 繊細な洋服が好き。 色合い、素材、模様・・・ そういうトータルの存在感が、繊細なもの。 10月末。小教研外国語活動研究…

新しい月

新月。 新しい月が始まることは、どこか新鮮な気持ちになる。 心のどこかで、この神無月が訪れるのを待っていた。 運動会の後、帰省する予定で打ち上げもキャンセルしていたのに、 1日中日光を浴びたせいか、くったりと眠ってしまって、真夜中に目覚める。 …

かみさまへのてがみ

「その日わたしは音楽の中にいたから あなたのいるところまで駆け出してゆけた」「その日わたしは その日 わたしは なくても生きていけるものに 生かされていた」 『その日わたしは』 湯川潮音https://virginbabylonrecords.bandcamp.com/track/feat-2 「そ…

居場所

何もない休日。 一歩も外に出ずに、家の中にひきこもる。 わたし自身の心境をあらわしているかのような、confusedな部屋を、とにかくなんとかしようと。 本棚の整理から始める。 教育書は、学校に持っていくことにする。 家に置いていても、しょうがない。 …

complicated

体が重くなり、泊めてもらう予定だった友達にごめんねを言って、明日の朝東京にいくことにする。 明日は秋分の日。 東京で、色んな人に会う日。 アメリカで会った人、フィリピンで会った人、大学院で会った人、関西で会った人、関東で会った人、会ったことの…

悲劇と喜劇

15、16の頃、チャップリンの映画をいくつか見た。 中でも『街の灯』が好きだった。 言葉の響きも、描かれる世界も。 初めてつくったメールアドレスを、city-lightsとするほど。 高校時代は、チャップリン・ジャンプを友達としょっちゅうしていた。 チャ…

Naturally

週に1〜2時間入っている4年生の学級。 あるクラスの女の子たち4〜5人が、廊下で会ったら、必ず駆け寄ってきて、 腰のまわりに、ぴとっ、ぴとっ、ぴとっ、ぴとっ、ぴとっと、抱きついてくる。 順番に、重なりあうように。 その子たちを、よしよし、とな…

おかえりなさい

3日間、出町柳でワークショップ「演劇とダンサー」に参加。 誰も知っている人のいない場で、 課題だった台本を使い、 一人芝居をするという緊張感。 でも、わたしは、今、とても演劇がしたい。 あごうさん、太田さん、田野さんの3人による演劇の話がとても…

パペット

授業の記録を書きたいと思うけれど、 体が重くて、沈み込む日々。 旭山動物園で買ったシロクマちゃんと、 鳥羽水族館で買ったラッコちゃん。 二人のパペットを使って、対話のモデリング。 インプロゲームのデモンストレーションをする。 ぬいぐるみが登場し…

let it be

6年生は意見文。 それぞれが、社会にある課題を取り上げ、どんな社会にしていきたいか、 自分自身の体験を元に述べていく。事例で根拠づけ、反論も想定しながら意見を述べていく。環境問題、動物保護、犯罪からの更生、人種差別、障がい者と共に生きる社会…

その日

昨夜はsole cafeで湯川潮音さんの弾き語りライブ「声の源 演奏会」。 天使のような佇まいと歌声でありながら、圧倒的な力強さ。 すっかり魅了される。イルカの「なごり雪」のカバーも素敵で。 最後、アンコールで歌われた『その日わたしは』。 この数年の出…

sunsun

夏の終わりに33歳になった。 誕生日は、生まれてからずーっと夏休みだった。 今年、夏休みが短くなり、初めて誕生日に働く。 それはそれで、いい日だった。 職場の同僚に祝ってもらい、 残業もちゃんとして帰ってきた。 5年生の授業。 京都府下の小学校5…

自由

本日、夏休み最終日。 明日は、初日ながら、「社会を明るくする作文コンクール」の授業。6年生。 犯罪や非行を防止する地域社会づくり、あるいは、犯罪や非行からの更生を支える地域社会づくりについての作文コンクールだ。 こういう機会を、どうとらえるか…

Be patient.

フィリピンで最初に響いた言葉は、"Be Patient"だった。 23時半に到着したが、大雨とそれにともなう渋滞で、なかなか迎えは到着しなかった。 スタッフのアイシーが、ずっと messengerで私を励ましてくれた。"Be patient."必ず到着するから、辛抱強く待って…

dawn

フィリピンから帰国。 いってきますを言った時と、ただいまを言う時の自分自身の心模様がはっきりと異なっているということが、 私には、涙が出るほどありがたいことに思える。 書きたいことは、あふれるようにあるけれど、今日はただ、からだに残った重さや…

disappeared

It was just a fantastic movie. I was really moved. The dialogue of the "room" was very impressive. パリ、テキサス デジタルニューマスター版 [DVD]出版社/メーカー: 東北新社発売日: 2006/08/25メディア: DVD購入: 11人 クリック: 112回この商品を含…

おんがく

どこにも出かける気分になれず、1日中家にいて、やっと夜、母に渡す誕生日の贈り物(1ヶ月遅れ)を、買うために外に。 おつきさまがとてもきれいだった。 「昨日のことは忘れ、明日のことは考えない」 と、井上先生は、おっしゃっていて、本当にそうできた…