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昨日は維新派の公演から帰宅後、皆川さんのプロフェッショナルを観ながら、うとうとベッドで眠ってしまった。
先週からめまぐるしい忙しさ。
あとしばらくは、そんなせわしない毎日が続く。



先週は、精神的になかなか厳しい一週間。
5月の初め、6月の終わり、8月の初めに続くクライシス。
解決はしない。
それでもその厳しさが「過ぎ去る」ということだけは、信じられる。
この波が、まだまだ続く予感もおおよそ正しく、
そこでわたしを救ってくれるものをちゃんと自分の中に持っておけるよう、祈りたいと思う。



今日は、本当に休みなく働いた。
なんだか、いつもより、迷いなく仕事ができた。
赤いカーディガンを着ていったからか。
親友からもらったお気に入りの古着のせいか。
気分転換に髪型を少し変えたからか。
わからないけれど。
鬱屈した気分はそう簡単には切り替わらないので、
こうして外側だけでも、彩ってみるのがわたしの生きる道。


皆川さんのデザインするテキスタイルが好き。
テキスタイルの雰囲気を味わうことは、音楽を味わうこととも似ている。
コミュニケーションのテクスチャ、
文章に漂う色、
共感覚を使うことで、
世界が豊かに知覚される。
宮澤賢治の世界も、まさにそんな感じだな、と思う。
学習環境デザインも、洋服のコーディネートも、音楽の演奏も、絵を描くことも、演劇もダンスも、文章を書くことも・・・
テクスチャという切り口で語っていけるというのがおもしろい。
わたしは、そういうことがおもしろい。



先日の宮澤賢治「やまなし」の授業では、ミニレッスンで色彩の持つ象徴性について意見を出し合い、
その後、情景を読んでいった。
「やまなし」、授業をする度に好きになる。