2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

睦月の終りの街で

いい小説というのは、まるで自分のために書かれた物語だと思わせる力を持っている。それは、洋服も、音楽も、アクセサリーも同じこと。昨日、出張に向かう雨の電車の中で読み始めた小説。 今日の研究会の合間で読みつなぎ、あとちょっと、というところ。 帰…

200mLみらくる

1日24時間じゃ足りない。全然。やることがいっぱいありすぎて(やらないといけないことを、後回しにしすぎて)、 一番大事なぼーっとする時間がない。ぼーっとしすぎて、ぼーっとする時間がない。ここでブログ書いてないで、眠って、早起きして、 学校に行っ…

Sounds of SATIE

冬の真ん中なのに、今朝、ふっと初夏を思った。一番好きな季節は秋。 でも、好きな時期は、初夏。 「デューク」(江國香織)に出て来る男の子も初夏が好きなんだよ。 「初夏」という響きも好き。 きっぱりしてて。 思い出す、テスト前。徹夜明けの朝。 露に…

きわみに立ちあう 

ダンスで理科ワークショップ2日目。 磁石のダンスが生まれる、そこここで。ダンスで理科、ではなく、理科は、実験はダンスそのもので、ダンスは理科そのもので。 からだは磁石で、磁石はダンスで…ああ、本当にすばらしかった。歴史的な授業に立ち会ってしま…

こえがきこえる

私の顔を見るなり、「わかめちゃんや〜」って。 「それ、誰?」 「知らんの?さざえさんやん。」 「ああ、そのわかめちゃんね。」 その子は、ずっと、ずっとしゃべり続ける。 説明文の小見出しをつける作業で白熱し、 算数の時間の司会で、教師のように話し…

はるになったら

夕方、図書館へ。 『はるになったら』という絵本をみかけた。春になったら、というのは、とても好きな響き。夏になったら、でも、 秋になったら、でも、 冬になったら、でも、ない。春になったら、なのだ。頭の中に、Simon & Garfunkel の、『April Come She…

金曜日はごきげんななめ

今日も、いっぱいすねている。 ううん…毎週金曜日は調子が悪いね。 一人で避難訓練してるの。 君の小さな体には、大地震が来ているわけだ。 いいよ、安心になるまで、そこにいたら。 気持ちが浮かない時は、誰かが傍にいてくれるさ。 あの子が沈んでいる時は…

接続詞の連れてくる未来

三連休明け。「先生、土日のスピーチしよう。あのこと、話したいねん。」週明けには、週末の出来事を一人ずつ話すことが多い。すると、こうして、「予約」が入る。時間もそれなりにかかるので、どうしようかな、と思ったりすることもあるのだけれど、誰か一…

31音

ある人の文章を読み、そうか、31歳の私は、短歌年なんだ、と。あの夏に作った短歌を、私は、もう歌えない。あと7ヵ月。今しか歌えない歌を歌おうと思う。自分だけが頼りだ。そして、言葉と音楽、香りと色彩が明日へ連れていってくれる。今、空前の薄紫ブーム…

名付けること、名付けることを助けるもの

映画を観て、本を読んで、音楽を聴いて、ご飯を食べて、また本を読んで、散歩をして…そればっかり。いつも通りのお正月が過ぎていく。実家に帰ると、昔買った本やCDやら書き溜めたノートを、その時々の心が手に取らせる。 「物を手に取ることが、既に表現な…

Lost and Found

映画を観た。高校生の頃に観た映画。 今にいたるまで観た映画の中で、最も美しい作品だと思っている。 この美しさをずっと感じていたい。誰にも渡さずに。

みらいをつくるひつじ

ひつじどしです。 十二支の中では、最も親近感のある動物です。世界にあるすべての色々をまぜ、ひとが生まれた。 その色々を、感じられる1年でありたいと思います。 そして、描かれた箱の中にいるひつじをかわいがる年にしたい。・・・そんな年賀状です。 背…