2014-01-01から1年間の記事一覧

見届ける人

冬を飛び越えて春が来たかのような年の瀬。あたたかい日差しの1日。年賀状。クラスの子どもたちの写真を眺めながら、一人ひとりに短いメッセージを書く。彼らの色んな表情が浮かぶ。「おはよう」と笑う顔、いやなこと言われて泣いた顔、友達とうまくいかな…

第一アラベスク

雨。アラベスクの入っているアルバムを偶然2枚。 清らかな音。バレエ。 第一アラベスク。 鏡の中のわたしは、ふらふらする。できたことは、できなくなっていく。 感じたことは、感じなくなっていく。そのことに抗ったり、不安になったり、あきらめたり、新…

Alfieを聴いた夜

新大阪へ。 コアプラスが新しく創っているコミュニティ・スペースの片付けなどを手伝いに。 手嶌葵のクリスマスソングのアルバムやらをかけつつ、夢中で作業。 ペンキを塗ったり、ゴミを片付けたり。 最初は一人だったけど、一人増え、またもう一人増え、さ…

天使が輪っかを持って来て

四条へ「ダンスで理科」の授業の打ち合わせに。 ダンサーの野村さんとおどりながら、打ち合わせ。どんどん授業のイメージが具体的になるのが楽しい。 うれしく、幸せなコラボレーション。夜は、御幸町の馴染みのカフェへ。 大切な友人への、のばしのばしにな…

コノミガルサ

荷物少なに大阪へ。 外は晴れ。あたたかい。 必要なものがはっきりすると、いらない物もはっきりする。 小説を1冊と、電話とおさいふ。そしてハンカチ。 ハンドクリームもペンもノートも忘れてしまったけど、引き返さない。 この身軽さを明日も、明後日も持…

雨、牛乳、ミュージカル、夜明け前。

朝起きると雨。 窓から、寒そうな通りを見る。 そして、雨の中、牛乳を買いに行く。買い物が苦手なので、買う物がはっきりしている時は安心する。 他に何も買わずに、ちゃんとそれだけ買って帰ってこれて、満足。夕方から楽しみにしていたミュージカルを観に…

赤いブックカバーとボタン

探していた短歌集を見つけた。 なんだ、本棚の隅に大事にカバーをかけて立てかけていた。 これは、いつか、大切な友人がくれたブックカバー。 彼女への手紙を書こうと思って、まだ書けずにいる。 冬休みに、きっと届けます。 幸せな彼女への手紙。 何を書こ…

大いなるものと日常をつなぐ演劇

夜、仕事を終え、京田辺シュタイナー学校へ『クリスマス生誕劇』を観に。シュタイナー学校の教員による、生誕劇。冒頭から、先生たちの穏やかで慈愛に満ちた笑顔に打ちのめされる。ベツレヘムの星空が、羊飼いの目の先に果てしなく浮かぶ、すばらしい演劇だ…

踊る身体、演じるカラダ、学ぶからだ、行方不明の詩集。

土曜日。 学びの空間研。 マグネティックダンス。 磁石になる身体は、コンタクト・インプロを始めるのだ、踊りだすのだ、ということに感激。日曜日。 投票、その後、信念対立解明アプローチ入門編のワークショップへ。 講師は桐田敬介さん。 6時間のうち、…

抜けないくぎのリズム

朝はトンパ。 手を使う遊び、リズム遊び、言葉では動かない彼の目がくるくる輝く。身を乗り出す。 おとなりと、前後と、ななめと、班全員で丸くなって。 手を合わせる、息を合わせる、音を合わせる。国語。三年とうげ。 昔話や民話の組み立てを、比べ読み。 …

space for development

個人に目を向けるのではなく、その子の周りの子どもたちが創っている空間や関係に注目する。彼が泣いて暴れれば、肩を抱く少女と、背中でそっと見守る少年と、話を聞いてやる少年がいる。本当に、この子たちは、すごい。時間を忘れて、彼らに委ねてみたい。

Baobab

なんだかうまく話せないから。そういう日には、絵を書く。 詩を書く。 手紙を書く。学習発表会。 バオバオバオバオ バオバブ!!

エスノグラフィックなまなざし

絵本の中に出てきそうな子どもたち。 怒ったり、落ち込んだり、笑ったり、甘えたり。 ぼんやりとうつむいて座る○○。いつもの元気がない。 その横には、何も言わず、そばにいる○○。「だいじょうぶ?」とか、そんなことは聞かないけれど、その子は、いつだって…

口遊む

夏のシュタイナー講座を受けて以来… 手遊びやわらべ歌の魅力を再発見。 時々、子どもたちとする。集中するのが難しい時、 なんだか落ち着かない時、 一緒に歌を歌いたい時。楽器がなくても歌える歌、 道具がなくても遊べる遊び、 季節感を感じられる言葉、 …

重なりの重み

喜怒哀楽がちゃんとある。 出会いと別れも。 ユーモアも。 楽しい人たち。 この人たちに何を求めたらいいんだろう?洗濯機が終わりの合図を鳴らす。 今日もからだがすっと動かない。重たいからだを取り囲んでいるものは何だろう? 幸せのような不幸のような…

胸の振子

先日、Ann Sallyさんのライブ in SOLE CAFEに行きました。かわいらしい人、上品な人、清楚な人、チャーミングな人とは、こういう人のことを言うんだな。そんな、素敵な、素敵な人でした。Ann Sallyとの出会いは、高校時代の友人にすすめられたこと。 2006年…

私は秋が好きで、秋も私が好きだと思う。

今日はちょっとしたおもてなしdayでした。お掃除して、お花をかざって、珈琲豆を買いにいって…おもてなしは楽しいのです。 お家もお客様を喜んでいるような。朝晩、秋の匂いがします。 お空も秋。♬秋を愛する人は〜♬と、歌ってしまいます。秋を愛している。 …

ときとときめき

スズキの半年点検を予約していったのに、隣にあるダイハツで待っていて、ダイハツの店員さんを困惑させた。とぼけたことが続出の今日という日。 物置からいつのだかわからないネックレスが、からまったまま出て来た。 ごちゃごちゃとしている間にほどけたよ…

自分で自分を不自由にしながら

いつも通りの実家でのお盆休み。読書、ヒラヤコーヒー、音楽、バナナスムージー、お墓参り、睡眠。 それもいつも通り。細川ガラシャ夫人(上) (新潮文庫)作者: 三浦綾子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1986/03/27メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 14回こ…

ひかり

予定は、駅に着く間に変わる。 思い立って、京都市立美術館のバルテュス展へ。少女のとるポーズや構図が気に入る。 ダンス部の頃、私は「ありえないポーズでくつろぐ人」というのでめっぽう有名だったけれど、「ああ、このポーズ気持ちよさそう」というスト…

宇宙のみなしご

『宇宙のみなしご』(森絵都)を読む。宇宙のみなしご作者: 森絵都,杉田比呂美出版社/メーカー: 講談社発売日: 1994/11/10メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 63回この商品を含むブログ (47件) を見るこの夏はYAをできるだけ読もうと思っている。 中学生の…

没頭

朝遅くに起きて、突然掃除をしだす。 なかなか集中できないんだけど、集中しだすと、没頭するのね。とにかく家中。掃除中はずっとandymori。昼遅くから明日の兵教大での講座の準備。 やっと手に入れたバレエシューズを持っていこう。すてきな靴はすてきなと…

今日という日

まるで、まるで、生産性のない1日。いい音楽には出会えた。

マーニーを観て、思い出したこと。

『思い出のマーニー』を見た。http://marnie.jp/trailer/index.html思春期の少女の物語でありながら、わたしの物語でもある。 いつかの私の、そして今の私の。監督・米林さんの企画意図についての文章。 「大人の社会のことばかりが取り沙汰される現代で、置…

Raining

雨の夜によく似合う曲たちが、わたしはすき。2006年。神戸からの帰り道、長いトンネルの中で聴いたAnn Sallyの『星影の小径』。宇治市小倉への行き帰り、途方もなく聴いたゆーみんの『雨の街を』。過ぎ去ってみれば、あの日々が愛おしいのは、そこに、音楽と…

くちなし香る小道をとおって

ファンタジー作品のブックトークをする、というテーマで学習が進む。 子どもの頃に読んだ作品やら、昔見た映画にあれこれと再会しながら、私もファンタジーの世界へ。作品を読み比べながら話すことの楽しいことといったら。 鴨川沿いに、クチナシの咲く小道…

アロマのかほり

先日、アロマディフューザーを手に入れた。 アロマミストに癒される。 エッセンシャルオイルは「スリーピング」ふとした匂いに救われることが、どれほどあることか。少しずつ春の匂いがする夜道。少しずつ、少しずつ。 目覚めてゆくように。 手足をのばし、…

言語活動が充実するおもしろ授業デザイン集

冬休みから1月にかけて、ずっと執筆していた原稿が、いよいよ発売になりました。 私は、低学年・中学年・高学年の外国語活動の原稿を書かせていただきました。 どの本にも、3本ずつ授業実践が掲載されています。 とてもステキな実践者の方ばかりなので、ご…

不意に実現する夢にも思っていなかったこと

今日は、ひたすら、書く、書くの1日。 その合間に立ち寄った雑貨屋さんが、素敵な出会いだった。追い求めているうちに、不意に夢は実現する…という、『海の命』の1文のように、不意に叶う夢というのは、なんて美しく残るのだろう。もったいないくらいに、…

『生命は その中に欠如を抱き…』

この1週間で、いくつもの訃報が舞い込む。 祖母が亡くなったのも1月だった。 春はまだ遠い。 日が長くなるように、気候が暖かくなるように、悲しみも癒えていくといいのだけれど。詩人の吉野弘さんが亡くなった。 中学生だった私に、詩が人を救うということ…