胸の振子

先日、Ann Sallyさんのライブ in SOLE CAFEに行きました。

かわいらしい人、上品な人、清楚な人、チャーミングな人とは、こういう人のことを言うんだな。そんな、素敵な、素敵な人でした。

Ann Sallyとの出会いは、高校時代の友人にすすめられたこと。
2006年、働き初めて間もない頃、左京区に住む彼女の家に行った時に聴かせてもらったことがきっかけで聴くようになりました。

Ann Sallyのおかげで、昭和歌謡が大好きになりました。
その頃は、毎週土曜日に加古川までダンスに出かけていて、その帰り、真っ暗な高速の道で吸い込まれそうになりながら聴いた『星影の小径』。
クーラーのない夏の暑い部屋で聴いた『アフリカの月』。
ジャズ・シンガーのべにちゃんとその妹と私の3人でカフェ・コモンズでライブをした時に踊った『椰子の実』。
全部、思い出の曲です。
そして、一番大好きな『胸の振子』。
Ann Sallyさんが、目の前で歌ってくれるのをうっとりと聴きながら、
おぼろげな記憶になっているあの夏を思い出していました。
しみじみといい歌です。

最後の曲は『こころ』。
アンコールは『蘇州夜曲』。
途中で歌った『満月の夕』も、本当に素晴らしかった。

明日へと続く、幸せな時間でした。