2017-01-01から1年間の記事一覧

初夏

昨夜の安楽寺でのタテタカコさんのライブで聴いた「Soleado de la vida」が素晴らしくて。 「哀しみのソレアード」と訳されている曲だが、タテさんは、「人生のひだまり」という題名で、 自分なりの言葉に訳し、歌っているという。音楽っていうのは、その人…

問いをつくる

『人生には、答えは無数にある しかし 質問はたった一度しかできない』寺山修司 この言葉、どういう意味だろうって。 あ、なんとなくわかるって。 大学生の頃、友人と話した記憶。 今年度の研究テーマのkeyは、「問いをつくる力を育てる」ということ。 演劇…

writer

2ヶ月ほったらかしていた日記。 数ヶ月前、この週末は、金沢に行こうかと考えていた。 Waltz of the rainに参加するために。 大好きな6月に、金沢の街で、Ann Sallyを聴けたらいいなあって思ったから。 でも、ひと月ほど前に、その予定を一度白紙に戻した…

途上

午前中は緑ちゃんと待ち合わせ。 お好み焼きを食べながら、今年度の研究の相談にのってもらう。 話しながら、お互いに新しいステージにいるんだなって思う。 午後からアトリエ劇研。 シンポジウム『劇場の33年と未来』。 そっか・・・1984年にオープン…

小さく悔やむ

約3ヶ月ぶりに帰省する。 次に帰ってくるのはいつだろう。 最近、また宮沢さんの歌ばかり聴いている。 ある子が工藤直子さんの「はじめて」というすてきな詩を視写していた。 その詩を検索すると、なぜか「十六夜月に照らされて」が検索トップに上がってく…

11歳の彼ら一人ひとりが、 今の自分、6年生の自分へ、というテーマでたくさんの詩集の中から、ひとつの詩を選ぶ。 詩は、作品袋に視写。 彼らが選んだ詩が、とってもすてきで、 一人ひとりのものを圧倒されながら、読む。 詩集に書かれた言葉より、 子ど…

「はる、いた?」 

昨夜、なんとなくそうしたくなって、 真夜中にがまくんとかえるくんシリーズをすべて読む。声を出して笑ったり、 涙ぐんだりしながら。 もう、がまくんのダメっぷりが、愛らしすぎて、笑っちゃう。 私は、がまくんが大好き。 ネガディブ思考で、面倒くさがり…

古時計

朝起きると、また時計が止まっていた。 ああ、電池の問題じゃないんだなぁって思う。 十年以上前に、久御山町の小さなアンティークショップで買った時計。 とても気に入っていたんだけど。 もう、だめかもしれない。 くじけそうになる日。 でも、その根っこ…

時計

髪を切った。 久々の、ショート。 髪の毛が短くなるだけで、自由を手にいれたように思える。 ほんの少しの間だけ、私は勇敢になれる。 右の耳にだけイヤリングをする。 短い髪に片方だけつけるイヤリングは、 自由の象徴なのだ。 私にとっては。 小さな軋み…

fantasy

2月が終わる。 6年生の男子数人と、とてもくだらない会話を、毎日交わす。 とてもくだらないけど、 互いに笑顔になる。 そういうことが、大事。 毎日をつなぎとめているものは、 そういう、半分ファンタジーな会話。 授業をするために教室に行くと、 前の…

不時着

2月の終わりの日曜日。 やわらかい光。肌寒いけれど、確かに春を運んできている風。 窓をいっぱいに開けて、風を吸い込む。 浮かんでは消える記憶と、 新しい感情と。 稽古では、不安の話をする。 不安の話、いくらでもあるね。 でも、話せるのは、これくら…

流れるような

やっと週末のコンペ用のプレゼンを作り終える。 研究の申請書をつくる中で、来年度のことも、色々見えてくる。 なんとなく、ひと山越えた気分。 自分の仕事は自分でつくるものなのだけれど、 ああ、そういうこともできるのかもしれないと、 急にできることが…

立ち止まる

ぽっかり空いた日。 ひと月ぶりの休み。 今日がいい天気でよかった、と思いながら、 窓の外の青空を見る。 風は冷たいけれど、春の光。 どこへいくべきかもわからず、 立ち止まるような1日。 週末のコンペ用の資料を 延々と作る。 同じプレイリストを、これ…

migraine

きれいなきれいな夕焼けを眺めながら、 久しぶりの頭痛がやってくることを予感する。 もちろん、的中。 あとは、朝を待つしかない。 最近、夢に、色んな人が登場する。 出会っては別れた、あるいは、現在毎日の中で出会っている人々が 毎晩毎晩登場する。 会…

実感

前々からあることを知っているイベントは、行くかどうかずーーーっと考えて、迷った挙句、結局行かなかったりする。 一方、前日や当日にあることがわかったイベントは、運命的なナニカを感じたりなんかして、瞬発力のある決断につながることが多い気がする。…

見たこともない

見たこともないような、表情だと思ったの。 沈んでゆく上弦の月。 毎日、毎日見ているのに、 でも、見たこともないような月だと思ったよ。 変化、というのは、欲している時には訪れない。 何かに夢中になっていると、気づけば変化が完了しようとしている。 …

today

アメリカのinaugurationのニュースを聞きながら、 私自身も、これまでとこれからがひっくり返っていくような過渡期にあることを はっきりと自覚するようなこの数日間だった。 オバマさんが大統領になった時、私は初任校を去る2ヶ月前だった。 私自身、人生…

均衡

授業後、ひとり教室に残った少年が言う。「せんせい、おれな、この前の日曜日誕生日やってん。」 「ああ、そうなん?ーって!キング牧師と同じ誕生日やん!!」 今日の授業参観。 国語科・仮想対談の冒頭に、私が影響を受けている歴史上の偉人ということで、…

かみさま

『わらぐつの中の神様』(杉みき子・作)第一時。 感想に、「神様は出てこないのに、神様が出てきたように感じた」という感想がちらほら。 他にも、じんわりと涙が出そうになる感想ばかり。 子どもの「読み」、「受け取り」って、本当にやわらかくて、すてき…

protect

「年始から、悪い夢ばかり見てしまう」と嘆いていると、 もしよかったら、と、バリ島で祈りをこめてつくられたブレスレットを見せてもらう。 私は時計も指輪もブレスレットも付けないのだけど、 「不安な時は指輪をつけるといい」とも聞いたことがあったので…

宛先なき手紙

Gmailにも、大学時代に使っていたHotmailにも、「宛先なき手紙」というフォルダを作っていた。 久々にそのフォルダを開けてみると、赤面してしまうようなメールの下書きや出来損ないの詩みたいなものが残っていて、笑ってしまう。もう10年も前のものだけど、…

雨の日曜日

雨の日曜日。考え続けてはいたものの、形にできていなかった国語科の研究授業の指導案にようやく手をつける。 そういえば、昨年の年始も、同じように家にこもって外国語活動の指導案をつくっていた。 考え続けていると、出会った人、行く研究会、すべてでヒ…

「これで、いいんですよね?」 

友人から勧められた本『断片的なものの社会学』(岸政彦)が届く。 ぱらぱらと読みながら、どうにも目に入ると息苦しくなる「単語」がわたしにはあるのだ、ということに気づく。 この言葉たちに、なぜ、反応してしまうんだろう。 小さな頃からの習慣のような…