途上


午前中は緑ちゃんと待ち合わせ。
お好み焼きを食べながら、今年度の研究の相談にのってもらう。
話しながら、お互いに新しいステージにいるんだなって思う。


午後からアトリエ劇研。
シンポジウム『劇場の33年と未来』。
そっか・・・1984年にオープンしたのね。
私も33歳なので、ほぼ同い歳。



アトリエ劇研で初めて舞台を観たのは2006年6月。
コンテンポラリーダンス作品だった。
教員になって京都に来たばかりだった。
あの日から、色んな作品を観たり、ワークショップに行ったりするようになった。


あれから十年以上が過ぎ、
この夏、劇研は閉館してしまう。
さびしい。
こんなにいい劇場が閉じてしまうなんて。


シンポの中で、劇場が作品やアーティスト、観る人を育ててきた、という話題が出た。
そこで、先日の送別会で異動される事務さんが語っておられた言葉が頭をよぎる。


「いい学校をつくろうと思って、仕事をしてきました。」


ああ、私は、何を思って毎日、仕事しているだろう。
生きているだろう。
素晴らしい仕事に触れる度に、
私自身のことを振り返り、心細い気持ちになる。


6月の私宛に、メッセージを書く。
あと2ヶ月、自分を励ましつつ。