2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

誰もまだ 話したことの ない言葉 聴けよクチナシ その声見つけ

放課後の校庭 小さくこづく腕と 返す笑顔 春に君たちは ずっと遠く そして今は ずっと近い 世界の狭さをのろった日 世界の広さに絶望した日 どこにいっても どこまでいっても 世界はせまりくる 偶然ほど決定的なものはない。 即興が、そう言う。 こころがう…

通路にて

略歴を送ってほしいと頼まれ、しばし考える。 ・・・表現することにより生きられることが可能な「もうひとつの自分・世界」に関心を寄せ、実践・研究を続けている。・・・ という一文を最後に付ける。 それは、小さな決意。 自分の感情への誠実さを取り戻す…

天使はもういないけど

金曜日。 ミーティングの後、緑ちゃんとわたしたちの(!)イタリアンカフェ、いつもの席でだらだら喋る。 緑ちゃんの小宇宙の中から、脈略もなく、あるいは、選びとって、時にある種の決断をせまりながら差し出される言葉を、 どんなふうにその日の自分自身…

そこをすみかとし

文化との戦いは、苦しい。従うことも戦い方のひとつだと思う。わたし、なんて、いない。文化の折り重なりにはさみこまれた紙切れのよう。もがいても紙切れだ。 図工室にあったおはながみを、ひだまりの中であの子がほしいと言った。今日、教室に行ったら、机…

「雨には消炎作用があると思う。」 ー江國香織『いくつもの週末』 この一行を、思い出す。雨の夜。 今夜が雨でよかった。 窓から聴こえる雨音に、いくつか雨の音楽を重ねながら聴いて。 ひんやりとした風を吸い込みながら、眠る。

瞳にはじまり、瞳におわる。

旅の終わりにまぬけな理由で左眼を傷める。 健やかであることは、それだけで泣きそうにありがたいことだって思うことの多い旅だった。 出発できただけで、幸せだって。 同時に。 旅に出ると、必要だと思っていたものがなくても大丈夫だっていうことに、不意…

小さな祈り

朝起きたら、古い友人のMigraineは小さく小さくなっていた。 どうやら、朝の光が苦手らしい。 やっと起きれる。 今日は祈りのある生活をする友人とガラシャを訪ねる日。 その前に、山崎は十日市。 ユーカリのスワッグを買う。 教室に飾ろう。 五月の風吹く勝…

るんどせらに夢

タイムラグを経て感じられることがあまりにも多い。 学校での出来事は。 多分、うまくこころが機能していないのだ。 トランスファーのうまくいかなさの問題だ、と最近は自覚できるようになった。そして、書くことがそのつなぎ目になることも。私は、大抵の場…

How sweet the sound

大学院のゼミで、岡本さんが笑って話した。「いや〜、女子会、一度参加してみたいですね。 でもね、ぼくが参加したら、その時点で女子会じゃないんですよ。 だから、女子会には、絶対に参加できないんです。」 ユーモアあふれる岡本さんの話に、わたしはいつ…

感情について考えるに十分な演出

連休。 実家に帰り、書評を書くために、ある本を読む。 感情について考える。 考え続ける。 子どもの、そして、わたしの。 もっとも、答えの出ないまま、ずっと考え続けていることだ。 「寂しい時は寂しい顔を,悲しい時は悲しい顔をしたかった。」時おり思…

つなぎとめられた花

連休初日。初めてお世話になるアートワーク。 自己紹介。 薄紫色。チャクラ。色があらわすその時々のテーマのお話。テーマは十二感覚の中の触覚と自我感覚について。 題材は粘土。どろりとした土の塊を、観察し、触れ、ゆっくりとこね、 時折感じたことを言…