誰もまだ 話したことの ない言葉 聴けよクチナシ その声見つけ

 放課後の校庭

 小さくこづく腕と

 返す笑顔

 春に君たちは

 ずっと遠く

 そして今は

 ずっと近い

 
 



 世界の狭さをのろった日

 世界の広さに絶望した日

 どこにいっても

 どこまでいっても

 世界はせまりくる





  
 



 偶然ほど決定的なものはない。

 即興が、そう言う。    


 こころがうごくまでやめればいいというのは


 ほんとうに
 ほんとうに


 真実だと思う。


 自分のこころを動かす方法は、
 生きる中で、いくつもいくつも学んできた。
 きっと、得意な方だ。
 そう思っていた。


 それでも見失ったなら
 きちんと、やめるべきなんだろう。


 でもそれを、いつでも、わたしは、
 ゆだねてしまう。
 いまも、むかしも。

 ときに。
 きせつに。
 においに。
 おんがくに。
 ことばに。
 だれかに。