木に水に風になれば、血液が感情の海をめぐる。

マーブルズの英語ドラマWS。
演目はミュージカル、ライオンキング。

迷いがあるときは、それが劇にすべて反映されていく。
それは、まぎれもなくここ最近ずっと描いている「人生の練習」としての劇の姿だ。

演出家の真澄先生の言葉が響く、響く。

鳥のZazuになって飛び、アニマルや木々、風になり踊り歌えば、久々に生きているという感じがした。
自分の身体をもって毎日生きているはずなのに、
身体がどこかに置き忘れられているようなのだ。
踊ると気づく、そのことに。


演じながら、音楽を、歴史を、世界を感じながら感情が湧き水のように流れ出る。


ただ物語を読むだけなら、こうはならない。
演出家や、ともに劇をつくるメンバーによって、その時々の人生やテーマに縁取られ立ち上がる世界。

この作品で最も大切な歌である He lives in you.

葛藤するOld Simbaに向けて歌い上げるこの歌を、
何度も涙ぐみながら、
風や木や
スピリチュアルな存在になって歌う。
Old Simbaの背中を押すときに、
自分に向かって言っているようだった。
不思議な感覚。
金曜日、子どもたちと死後の話をしたことも、不思議なつながりを持って自分にせまってきた。
こうした不思議なつながりの連鎖は、突然雨のように降り注ぎ、私を驚かせる。


"Simba, run from the past, or learn from the past."


物語の中で違う人生を生きられた自分を、
見失わないように進みたい。
それが、この歌のこころ、messageだと思う。


Into the water / Into the truth / In your reflection/ He lives in you. "He lives in you"