エスノグラフィックなまなざし

 
 絵本の中に出てきそうな子どもたち。

 怒ったり、落ち込んだり、笑ったり、甘えたり。

 ぼんやりとうつむいて座る○○。いつもの元気がない。
 その横には、何も言わず、そばにいる○○。「だいじょうぶ?」とか、そんなことは聞かないけれど、その子は、いつだって、傍にいる。そんな友達なんだね。

 エスノグラフィックなまなざし。あり方。

 その文化を眺め、参加しつつ感じる。

 それは、教育するとか、変えるとか、そういったこととはかけ離れているよう。

 その文化の尊さと、自分自身が何らかの影響を与えてしまっているという自覚と。