不意に実現する夢にも思っていなかったこと

今日は、ひたすら、書く、書くの1日。
その合間に立ち寄った雑貨屋さんが、素敵な出会いだった。

追い求めているうちに、不意に夢は実現する…という、『海の命』の1文のように、不意に叶う夢というのは、なんて美しく残るのだろう。もったいないくらいに、味わい直す。

あるお世話になっている方への誕生日プレゼントを探していたのだけれど、思いもつかなかったもので、でも、ぴったりのものを選ぶことができた。オーダーメイドでつくってもらう。受け取りにいくのが、楽しみでならないわ。

「これを手に入れたい」ということをはっきりと描いて、そこに向かってベストを尽くす、ということが苦手な私。
逃した魚は大きいと、後悔したあとは、じたばたするけれど、手に入れるまでは、わりと、「まあ、いっか」と、ぼんやりとしている。

それよりも、手にいれたいと思ってもいなかったものが、不意に降ってくる、その巡り合わせがたまらなく愛おしい。この幸せな出会いのために、「決めないこと」「曖昧さ」「優柔不断」を大事にしているのかな、なんて思ったり。

今夜は、いよいよギリギリになった卒業アルバムに寄せる原稿を書く。
春、卒業、別、命…をテーマにした音楽たちを、BGMに流しながら…。
ううん、春に近づくこの季節は、しんどい時期でもあるけれど、歌や詩に救われる季節でもあるのだな、と過去の自分を振り返りながら思う。