金曜日はごきげんななめ

Yuka-QP2015-01-16



今日も、いっぱいすねている。
ううん…毎週金曜日は調子が悪いね。


一人で避難訓練してるの。
君の小さな体には、大地震が来ているわけだ。
いいよ、安心になるまで、そこにいたら。


気持ちが浮かない時は、誰かが傍にいてくれるさ。


あの子が沈んでいる時は、あの子が傍にいたらいいんだってこと、みんなわかり始めているんだ。


あの子とあの子がケンカして、それを、みんな心配そうに見つめてて、でも、小さな声で言った「ごめんね」を、ちゃんと聴いて喜んでいるんだ。


給食前に、男の子たちが言う。

「おれなあ、先生が怒る時、わかるで。絶対最初に、”ごめん”って言うもん。」

「来年先生のクラスになったら、色々わかってるから、楽やなあ」


よく見てて、私のことを知ってて、笑える。
私より私のことを知っている人たちだ。

今日という1日を経て、私も、話したい気分になって、終りの会で話す。

「君たちと先生との関係は、この1年だけのもの。もうすぐ終わってしまう。さびしいけどね。でも、君たち同士の関係は、この先、ずっと続いて行く。今日の君たちの関わりを見ていて、すごく嬉しくなった。気分が落ち込む時に、それをわかって、傍にいたり、励ましたりしてくれる人がいる。がんばりを見てくれる人がいる。そういう友達を、大事にしてほしい。」

9歳の彼らの神妙さで、話を聴いていた。



教室のロッカーを整理していたら、江國さんの読んだことのない小説を発見。古本屋で買ったもの。どうしてこんなところにあるんだろ。

夜は伊丹・アイホールへ。青年団のお芝居『暗愚小傳』を観るために。
道中は、その小説を読み、どっぷりとつかって、読み終える。

お芝居は、明るく、おだやかで、そのおだやかさと清らかさが切ない作品だった。
智恵子が光太郎に詩を読むシーンが、とても美しかった。


道中の小説、『暗愚小傳』、私の毎日が少しずつ重なり、心模様を変えていく。


2015年、初観劇だったなあ。
明日は、ダンス公演を観に行く。『HAIGAFURU』
http://www.kac.or.jp/events/14990/

来週は、ダンスで理科の授業。
来週末は、即興表現のシンポ。

めまぐるしく1月が過ぎて行く。
そしてやっぱり、春の歌を聴いている。