dawn

フィリピンから帰国。
いってきますを言った時と、ただいまを言う時の自分自身の心模様がはっきりと異なっているということが、
私には、涙が出るほどありがたいことに思える。
書きたいことは、あふれるようにあるけれど、今日はただ、からだに残った重さや疲れや曖昧さや確かさ、
そのすべてを体内に沈めるように感じながら眠りたいと思う。

ということで今日は、音楽。



『長いこと待っていたんだ』



ハンバート・ハンバートは、一時期よく聴いていたけれど、ここ4年くらい封印していた。
というよりも、聴きたいという気持ちが湧いてこなかった。
今日は、聴きたくなりました。
ある音楽を聴きたい、というのは、言葉より先の道標。
私は、自分自身が聴く音楽が変化していくことから、私自身の中の季節の移ろいを知る。





それから、自由の森学園の歌を聴く。
フィリピンと日本は地続きではないが、
私がIPTW2016で経験したことというのは、
私のこの小さな世界と地続きであるのだった。
そのことの尊さを、PETAのスタッフは、教えてくれた。
何度、ワークショップ期間中、小さく泣いたかわからない。
幸せな時間だった。