約3ヶ月ぶりに帰省する。 次に帰ってくるのはいつだろう。 最近、また宮沢さんの歌ばかり聴いている。 ある子が工藤直子さんの「はじめて」というすてきな詩を視写していた。 その詩を検索すると、なぜか「十六夜月に照らされて」が検索トップに上がってく…
11歳の彼ら一人ひとりが、 今の自分、6年生の自分へ、というテーマでたくさんの詩集の中から、ひとつの詩を選ぶ。 詩は、作品袋に視写。 彼らが選んだ詩が、とってもすてきで、 一人ひとりのものを圧倒されながら、読む。 詩集に書かれた言葉より、 子ど…
昨夜、なんとなくそうしたくなって、 真夜中にがまくんとかえるくんシリーズをすべて読む。声を出して笑ったり、 涙ぐんだりしながら。 もう、がまくんのダメっぷりが、愛らしすぎて、笑っちゃう。 私は、がまくんが大好き。 ネガディブ思考で、面倒くさがり…
朝起きると、また時計が止まっていた。 ああ、電池の問題じゃないんだなぁって思う。 十年以上前に、久御山町の小さなアンティークショップで買った時計。 とても気に入っていたんだけど。 もう、だめかもしれない。 くじけそうになる日。 でも、その根っこ…
髪を切った。 久々の、ショート。 髪の毛が短くなるだけで、自由を手にいれたように思える。 ほんの少しの間だけ、私は勇敢になれる。 右の耳にだけイヤリングをする。 短い髪に片方だけつけるイヤリングは、 自由の象徴なのだ。 私にとっては。 小さな軋み…
2月が終わる。 6年生の男子数人と、とてもくだらない会話を、毎日交わす。 とてもくだらないけど、 互いに笑顔になる。 そういうことが、大事。 毎日をつなぎとめているものは、 そういう、半分ファンタジーな会話。 授業をするために教室に行くと、 前の…
2月の終わりの日曜日。 やわらかい光。肌寒いけれど、確かに春を運んできている風。 窓をいっぱいに開けて、風を吸い込む。 浮かんでは消える記憶と、 新しい感情と。 稽古では、不安の話をする。 不安の話、いくらでもあるね。 でも、話せるのは、これくら…
やっと週末のコンペ用のプレゼンを作り終える。 研究の申請書をつくる中で、来年度のことも、色々見えてくる。 なんとなく、ひと山越えた気分。 自分の仕事は自分でつくるものなのだけれど、 ああ、そういうこともできるのかもしれないと、 急にできることが…
ぽっかり空いた日。 ひと月ぶりの休み。 今日がいい天気でよかった、と思いながら、 窓の外の青空を見る。 風は冷たいけれど、春の光。 どこへいくべきかもわからず、 立ち止まるような1日。 週末のコンペ用の資料を 延々と作る。 同じプレイリストを、これ…
きれいなきれいな夕焼けを眺めながら、 久しぶりの頭痛がやってくることを予感する。 もちろん、的中。 あとは、朝を待つしかない。 最近、夢に、色んな人が登場する。 出会っては別れた、あるいは、現在毎日の中で出会っている人々が 毎晩毎晩登場する。 会…
前々からあることを知っているイベントは、行くかどうかずーーーっと考えて、迷った挙句、結局行かなかったりする。 一方、前日や当日にあることがわかったイベントは、運命的なナニカを感じたりなんかして、瞬発力のある決断につながることが多い気がする。…
見たこともないような、表情だと思ったの。 沈んでゆく上弦の月。 毎日、毎日見ているのに、 でも、見たこともないような月だと思ったよ。 変化、というのは、欲している時には訪れない。 何かに夢中になっていると、気づけば変化が完了しようとしている。 …
アメリカのinaugurationのニュースを聞きながら、 私自身も、これまでとこれからがひっくり返っていくような過渡期にあることを はっきりと自覚するようなこの数日間だった。 オバマさんが大統領になった時、私は初任校を去る2ヶ月前だった。 私自身、人生…
授業後、ひとり教室に残った少年が言う。「せんせい、おれな、この前の日曜日誕生日やってん。」 「ああ、そうなん?ーって!キング牧師と同じ誕生日やん!!」 今日の授業参観。 国語科・仮想対談の冒頭に、私が影響を受けている歴史上の偉人ということで、…
『わらぐつの中の神様』(杉みき子・作)第一時。 感想に、「神様は出てこないのに、神様が出てきたように感じた」という感想がちらほら。 他にも、じんわりと涙が出そうになる感想ばかり。 子どもの「読み」、「受け取り」って、本当にやわらかくて、すてき…
「年始から、悪い夢ばかり見てしまう」と嘆いていると、 もしよかったら、と、バリ島で祈りをこめてつくられたブレスレットを見せてもらう。 私は時計も指輪もブレスレットも付けないのだけど、 「不安な時は指輪をつけるといい」とも聞いたことがあったので…
Gmailにも、大学時代に使っていたHotmailにも、「宛先なき手紙」というフォルダを作っていた。 久々にそのフォルダを開けてみると、赤面してしまうようなメールの下書きや出来損ないの詩みたいなものが残っていて、笑ってしまう。もう10年も前のものだけど、…
雨の日曜日。考え続けてはいたものの、形にできていなかった国語科の研究授業の指導案にようやく手をつける。 そういえば、昨年の年始も、同じように家にこもって外国語活動の指導案をつくっていた。 考え続けていると、出会った人、行く研究会、すべてでヒ…
友人から勧められた本『断片的なものの社会学』(岸政彦)が届く。 ぱらぱらと読みながら、どうにも目に入ると息苦しくなる「単語」がわたしにはあるのだ、ということに気づく。 この言葉たちに、なぜ、反応してしまうんだろう。 小さな頃からの習慣のような…
晴れているのに、雨が降っていた。 とあるシュタイナースクールの黒板に描かれた詩を読み、涙が止まらなくなる。 今のわたしに、贈られる詩であったと思う。 アッシジの聖フランシスコによる「平和の祈り」という詩。 声に出して読み、泣きじゃくって、とて…
今週は映像編集2本。 iMovieで。 1本は、パフォーマンスクラブの劇「オズの魔法使い」。 全校放送で。 もう一本は、友人の結婚式のために。 こどもたちの表情も言葉もパフォーマンスも愛らしく、ほほえましく。 圧倒的なパフォーマンスを見せる子もいて、…
ずっと聴いていたはずの音楽に、 ある時、不意に心打たれることがある。 昨日も隣にいたはずなのに、 強く意識をしていたわけではなく、 その時は、別のことを考えていた。 あるタイミングで、その歌に強くひかれ、 それからは、その歌をすがるように聴いた…
どうしてこの仕事をしているのか、 たくさん理由をあげることはできるけれど、 でも、ほんとうは、 かみさまからことづかった約束を、 果たしているという気がしています。 だから、まよったり、くじけそうになったりしても、 続けられるのだと思います。 わ…
仮想対談のモデリング授業、随筆の推敲、校内研究授業、事後研、ミーティング…ひとつひとつ大切な時間。計算は、コンピュータですればいいって君は言うけど、 本当に大事な計算は、鉛筆でも、そろばんでも、コンピュータでもできないんだ。 わたしの今日とい…
わたしより、ずっとずっとつらい経験をしている子に、 どんな言葉がかけられるだろう、と迷いながら手紙を書く。 わたしには、祈ることしかできない。 そばにいるのに、祈ることしかできない。 絶望的なかなしみ、さびしさに対して、わたしは無力だ。 あなた…
卒業随筆。 自分自身の変化や成長を見つめ、そのきっかけとなるエピソードをもとに、随筆を書く。 この学習をめぐって、いろんなことが起きる。 彼ら自身が、自分という人をとらえ直そうと、過去と現在をいくつもの線で結びつけようとする。 お家の方にお願…
射手座の新月。 あの人は、12月の次は、13月でもいいって言う。 でも、わたしにとっては、1年は円環のストーリー。 ちゃんと、12月が記憶とともに「ただいま」って、やってくる。 終わりのない時間が巡る。 あの日、わたしが聴いていた音楽。 そこに…
自分の中の憂鬱質と、必死で向き合っているのだ。 あの子も、あの人も、わたしも。 12月の足音が聴こえ出すと、色んな記憶がよみがえってきてしまう。 書き換え可能なものもあれば、そうでないものもある。 観たいお芝居がある。 今年の最後に、行くか、行…
5年生は、意見文づくり。 意見を決める前に、ミニミニディベート。 たったの5分だけど、色んな意見が出て、やるなーと思う。 教室を機械的に半分に分けて立場を指定し、一人だけ相手チームに「移籍」してもらう、という仕組みにした。 それだけで、なぜか…
5年生。 グラフを使って意見文を書く学習の導入。 いつものようにモデル文を使って。 説明文の「読み方」を、一人ひとりがその子なりに理解し、深めている感じがわしわし学ぶ感じから伝わってきて、 担任の先生たちと興奮を分かち合う。 「自分の考えを2回…