探し物をする日と、
探し物が見つかる日と、
順番に訪れる。
今日は探す日。
今日は見つかる日。
順番、順番。


今日は、探したけど、見つからなかった日。
多分、何かの拍子にデータを削除しちゃったんだろうな。
残念。


仕方なし。

毎晩のように映画「空気人形」のサウンドトラック。

「秀れた映画音楽とは、外部からあとで付け足されたものではなく、そのシーンの奥深くにあらかじめ眠っていたリズムや旋律に耳を澄ませ、掘り起こした音を音楽という形で現前させたものなのかも知れません。誤解を恐れずに言うならば、映画に満ちているこの音楽たちは、映画がまだ産声を上げるはるか昔、子宮の中にいた時に、その胎児が静かにそして確かに刻んでいた心音のように深く響くのです。そんなあり得ない錯覚を信じてしまいたくなるほどに、今回の映画はこの音楽たちに共鳴して出来上がっています。(映画監督 是枝裕和)」 


すてきなすてきな文章。
何度も読み返す。

本当に、音楽の空気感が映画の空気感と響き合い、心地よい。


からっぽ、とか、空虚とか、そういう言葉が確か映画の中にたくさん出てきたけれど、
それらの言葉さえ、観るものを満たす。



弥生。
3月の始まる日。
青空には、小さな小さな雪の粒が舞っていた。
山城の空は、冬でも青く、乾いている。
毎日がどんよりとした曇り空の地元・京丹後とは全く違う。
こんなに、冬を味わうことなく春が来てしまっていいのだろうか、と思いながら、
もう10年になる。
雪に悩むこともなく、
凍えることもなく、
春になってしまっていいのだろうか、と思う。
春を与えられる資格なんてあるんだろうか。
まるで、不幸を味わわないと幸せにはなれないと言い聞かせるように、そう思う。
こういう発想の囚われも、呪縛だと思う。
春というメタファの趣も、生まれた場所によって違うでしょう。



社会も理科も総まとめ。
国際連合のはたらき。
地球環境問題。
持続可能な社会をつくる。
セヴァン・スズキのスピーチの1部分を聴いて、
彼は拍手をしていた。
今年は、授業でたくさん映像資料を使った。
6年生を受け持った時の定番教材。

あなたが世界を変える日―12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ

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ハチドリのひとしずく いま、私にできること

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ようこそボクらの学校へ (NHK出版 DVD+BOOK)

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世界がもし100人の村だったら

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