kareda

11月のタテさんのライブで買った「ヒト」というアルバムを、飽きもせず、聴くたびに泣きそうになりながら聴いている。

2曲目の「追憶」という曲の最後に、不思議な響きの歌詞があって、
なんて、美しい響きだろうと思っていた。

古語だろうか、
どこかの方言だろうか。
日本語には違いないけれど、
どこの国のいつの時代の言葉だろう・・・。

そう思いながら聴いていた。

タテさんの歌は歌詞が聴きやすいので、
あまり歌詞カードも読んでいなくて。

昨日、やっと歌詞カードを手にとって読んで、
動けなくなってしまった。
こんなに優しい歌に、
こんなに美しい響きに隠された、
秘密の傷を見たような、そんな気持ちになった。




「ていひをねがきひのくぼかれだ
 よだうそせだりしは
 ていたたまがかれだもついるてしらてをるよ
 ていたたまがかれだもついるてしらてをくぼ
 ていたたまでかこどもついるてしらてをみき」『追憶』(タテタカコ 作詞・作曲)  


 この歌が、願いが、祈りが、届くといい。
 悲しむ人のこころに。

 2010年2月の写真。
 木津川沿いで撮った写真ね。
 夕焼けの美しい街だった。
 そして、夕焼けに惹かれる私がいたということ。