ひよこ豆のおどり と くじら12号

久々に、ダンスの振り付け。
まず、ストレッチ。
言葉を介さずに、見て真似する。
振り付けも、見ることでしか学べない。
たくさんのダンサーさんのワークを受ける中で学んだこと。
そうして、ストレッチしながら、自分の体に集中していく。


意思や存在を強める動きで、深呼吸。
呼吸するということは、普段していことで、目にみえない。
それを、目に見える動きにすることで、呼吸が深くなる。
これは、呼吸法のワークショップ、ヨガのワークショップで学んだこと。
呼吸をし、体の力を抜き、すみずみまで体を伸ばせば、
あとは、音楽をかけると、不思議に体は軽く、踊り出す。



ライオンキングのI just can't wait to be a king.
いい曲だ。
子どもたちも、自然に身体が動いちゃう感じ。
そういう感じがとっても大事。
二人組で、「おれが王様だよ」って、ポーズをとり合う動き、ライオンになって威嚇する表現を合間に入れて。


ああ、楽しかった。
無邪気でノリノリなyoung Simbaたちに勇気付けられる。
2年前の自分とは、全然違うなーって思う。
笑顔の質量も違うし、身体の伸びやかさも違う。
自分の立ち方が、明らかに変わったとわかる。
多分、彼らに、たくさんほぐしたり、引き出してもらったりしているんだね。
ユニークで、ユーモラスで、愉快な人たち。
ありがとう。



あの子がそろえてくれたチョークや、マンガ家と並んで歩いた廊下や、ひよこ豆のエピソードや、「汝の敵を愛せよ」のお話、今日の心が動いた瞬間を思い出し・・・身体がへとへとであまりに眠い。



隣の席の同僚と、私たちは、あまりにも違うということを、明確に確認した。
そのことが確認できただけでよかった。
それでいいでしょう。


怒りもしない。責めもしない。
わたしたちは、違っていて、足りなくて、ある面では過剰で。
だから、子どもたちは、少しばかり幸せなはずだ。
そういうことにしておきましょう。


おまけ。
算数の授業で、方眼にくじらの拡大図を描いた。
ジュディマリの「くじら12号」の話をすると、「歌ってー」と、マンガ家がいう。
そして、歌う。まさか、算数の時間にくじら12号を歌うとは!
突然で、歌詞、忘れちゃった。
12歳の彼ら。
拡大図が描けた子は、「くじら12号」って、横に描くんだよ。
マンガ家は、算数の時間の途中から、くじら12号が生涯歩んだ功績を年表にまとめていた。そして、それを私に語り聞かせてくれる。その次は、あの子に語る。やわらかい笑顔で聴いていた。君は、今日、ずっとにこにこしていたね。わたしは、それだけで、うれしかったよ。


oh, yeah!