ロンドンルポ その1 絶望的な旅立ち・・・

 〜私は、子どものころから、心の中で、いろんなジンクスを作っていた。

 中学の頃のジンクス・・・それは、遅刻をした日には、いいことがあるというもの。

 朝起きれなくって、たびたび遅刻していた中学生の頃…朝、教室に入るのは、めっちゃ恥ずかしい…だから、遅刻はやなんだけど、そうした日には、なぜか、ちょっぴりいいことがある・・・そんな法則があるように思っていました〜

 ただいま、ソウルのインチョン空港にて、トランスファーの待ち時間。2時間あるので、ほっと一息。

 昨日、買ったばかりのTOSHIBAレッツノートを開いてみる。今家で使っているdynabookが、ミルクティーを浴びたのは、11月のこと。外付けのキーボードを買って、なんてことはなく使っているんだけど、もうだいぶ使っているので、もう一台買おう!と、お外でも、ルンルン仕事ができるように、モバイルPCを買うことにしたのです。

 空港の中だから・・・おう!ちゃんと、無線LANでつながった〜!ということで、注文したら、あまりにも大きなカフェモカが出てきて、幸せな気分とともに、旅のことでも、書き留めてみたい。


 というのも・・・朝から大変でした。もう、行けないかと思った。

 予告どおり、徹夜で、だらだら用意。ちょっと用意しては、ネットサーフィン…なんてしてると、全然進まない。

 気づいたら、5時。あれ?電車にのる時間何時だっけ?

 確かめると、フライトの2時間前に空港に着くリムジンに乗ろうと思えば、もう間に合わないことが発覚。慌てて、次のに乗ろうと、身支度をすませて、飛び出る。

 外は真っ暗。でも、駅には、人がちらほら。6時だよ?みんな、早起き〜。いつもは見ない朝の駅の光景。

 まあ、なんとかなるだろう…と思い、気楽に電車にのる。京都駅について、リムジンバス乗り場に到着。

 ほら、いけた!と思って、チケットを買って、何気なく時刻表を見ると・・・

 あれ?乗ろうと思ってた便は、もう出発していた。やばい!

 慌てて次の便の時間を確かめる・・・

 「9時半のフライトなんですけど。。。」と、係員の人に言うと、「それは、絶望的ですね。」と真顔で言われる。

 「じゃあ、タクシーでいったら間に合いますか」「間に合うとはいえませんね。」

 「じゃあ、関空特急でいったら?」「どちらにせよ、絶望的ですね。」

 ええ〜涙。。。

 それでも、可能性があるのが関空特急はるかだったので、急いでリムジンを払い戻して、JRにダッシュバックパックが、意味不明なくらい重く感じる。。。もう、なんでこうなんの〜。もし、のれんかったら、めっちゃ私、ばかや〜。久しぶりに、心から焦る。

 急いで切符を買って、「地球の歩き方」を見て、関空に電話・・・と思ったら、母親の携帯になぜかかけている。

 焦ったらだめ・・・。気を取り直してもう一回。

 事情を話すと、アシアナ航空のカウンターに相談してごらんと、電話番号を教えてくれる。

 不安を感じながら、とりあえず、電車に。

 もう、ほんまに絶望的。なぜか、親知らずが痛むし、徹夜で頭はぼーっとするし、もう、最悪〜と思いながら、ふと通路はさんだ向かいを見ると、偶然にも、同期の小学校教師の新婚さんが・・・。

 声かけようかと思ったけど、誰にも会いたくない気分なので、帽子を深めにかぶる。きっと、新婚旅行なんだろうな〜。あの落ち着きがうらやましい。

 カウンターの開く時間に電話。アシアナの方が、「9時までに登場手続きをしてほしい」といわれる。します、します!電車は、8時54分に着くから!

 ちょっと安心して、そのまま寝る!

 空港に着いたら、またダッシュ!ぎりぎりで、登場手続き成功・・・やさしいキャビン・アテンダントさんに、至れり、つくせりフォローしてもらい、なんとか飛行機に乗れた〜。ああ、よかった。もう、あとはどうなっても私は幸せと思える気がする・・・。

 こうして、私のロンドン一人旅は、幕を開けたのでした。いきなり、自分らしすぎる!

 トラベルは、トラブルなんだけど、それがあるから、旅はおかし。

 また、なんとかなる!という自信がつきました!?いえいえ、これは、神様と、まわりの人のおかげだ〜。いつもながら、守られている。ありがとうございます。

 昨日の日記に、「失いたくないから、希望を持たずに旅に出る」とか、書いたくせに、希望を持たないどころか、絶望の淵からの出発やん!と、自分につっこみたくなりました。まあ、これくらいが、よろしいわ。

 それにしても、焦った・・・でも、この焦りのあとの、安心って、格別ですね。

さてさて、どうなることやら・・・では、またお会いしましょう。カムサハムニダー:D