夜明けとともに、Londonへ。

 眠い〜と思いながら、だらだらパッキング。

 飛行機の中では、編み物をしようと思う。おばあちゃんに、マフラーを編むのだ。そうやって、おばあちゃんのことを想う時間を、少しでも、持ちたいと思う。編み物って、そうするために、あるんでしょう。

 旅で読む本は、やっぱり江國香織と、三浦綾子…。

 今夜は、クリスマスイブだ〜。

 子どもの頃は、1年で、一番ドキドキする、大好きな日だった。これが、終わると、1年が、色あせてしまうほどに。毎年、予想をはるかに超える素敵なプレゼントが届くもので、サンタさんに、感謝しても、しきれないほどだった。今でも、大事にとっているもの、ばっかり。

 サンタクロースに手紙も書いたし、中学の頃は、サンタやクリスマス関係の映画をたくさん観た。

 大学になってからは、サンタになったり、サンタガールにならされたり、トナカイになったり・・・やっぱりクリスマスが大好きで。

 あああ、明日の出発が、めっちゃ早いので、もう今夜は、寝ない!寝たら、きっと起きられない…。

 寝ない子には、サンタクロースは来ませ〜ん。

 ならば、一番美しい夜が明けるところを、見てみよう。

 ではでは、ロンドンに行ってきます。

 今回の旅は…期待せずに行く旅。

 失いたくないから…手に入れないことを選ぶ。
 失いたくないから…最初から持たないことを選ぶ。

 いつまで、そういう生き方を続けるんだろう。

 生きることも、一人なら気楽。申し訳なくならないでいいから。

 他者へのExcuseから、逃げたいのかな。

 誰とも関わりたくない。誰にも迷惑かけたくない。誰にも同情されたくない。

 そういうふうに想っていた頃もあった。

 しかしながら、自分で自分を許せているから、私は、こんなにもからっとしている。

 霧の都ロンドン。

 ちょっと、しめっぽくなってみようか。