東の魔女


東へ。

行く途中に学校によると、かわいい変装をした女子たちに遭遇する。
はっぴーはろうぃん。
今年は英語の授業でハロウィン関係のことを一切しなかった。
なんていうか、もう、それぞれ楽しんでるからわざわざ紹介したいとも思わず。
また、そんな余裕もなく。


移動。


色んな日常、私の当たり前、つなぎとめているものから一時解き放たれて、
やっと考えることに集中できる感じがする。


旅。


電車、新幹線、飛行機での移動時間、その決められた時間に、決めることのできることは少なくはなく。
作業にも集中できるし、迷っていることは自然にすっと答えが見えてきたりする。


何もかも整わないまま、
ひとまずどうしても必要なものだけ持って、
いつもギリギリで飛び出るように家を出て、
それでも、家を出られたなら、なんとなかなる。
ああ、あれもこれも、本当は必要なかったんだな、と。
物事も考えることもシンプルにするため、考えるため、そして考えないための時間。

考えすぎて、決めることが苦手な私には、時々、こうして遠出する機会が必要なんだなって思う。


今夜は、中学のクラスメイトのバンド UNCHAINのライブへ。
恵比寿。リキッドルーム
彼らは私たちの地元・京丹後のスター。
きっと、今夜も変わらない丹後弁のMCだね。
東京に住むたくさんの友人たちに会える週末。
うれしい、うれしい。

さて、どんな帰路になるだろう。
いつも、帰路のことは予想もつかない。
そこまで考えて、旅になんて出られない。


黒い帽子をかぶる。
ちょっとだけ、魔女こさん。
十月が終わる。


ワークショップと学び2 場づくりとしてのまなび

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泳ぐのに、安全でも適切でもありません (集英社文庫)

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