窓の向こうから

さわやかな風の吹く1日だった。
やっと晴れた空に洗濯物を干す。
日暮れには夕立。




今日初めてこの曲、いい曲だと思った。


覚さんの歌詞の魅力。



明け方、ひどい夢を見たけれど、
朝の風も光もさわやかで、
歌詞がぴったりだと思う。



「はじまりの朝の 静かな窓
 ゼロになるからだ 充たされてゆけ」(覚和歌子 『いつも何度でも』)



「ゼロになるからだ」・・・そういう感覚を、味わいたいと思う。
何度も、何度も。



ベランダ側の二枚の窓全面に木々の緑が見える。
冬は、あんなに寒そうだった枝に、
今はびっしりと葉が生い茂り、風に揺れる。
そう、この部屋を選んだのは、この景色があるから。
この部屋に住んでよかった、と思う。
ただ、窓を開ければいい。



夏の予定がカーテンが開かれるようにすべり込んでくる。
そう。
予定は、こんなふうに決まるのがいいね。




部屋を片付けながら見つけた戯曲を朗読してみると、だめな感じになったので、本棚にしまった。