あめふり


昨日は大雨で臨時休校。
今日も、こどもが帰るタイミングでの警報発令で、ごたごたする。
今も大雨警報が出たまま。
明日の土曜参観は、どうなることやら。



こころざらつく1日だった。



自分自身のうすっぺらさを、1日の中で何度も噛み締めながら、
わたしはどこまでいけるだろう、と思う。



今日、伝記を読み、ポップをつくるこどもたちのそばで、選ばれ、並べられた言葉たちを見て涙ぐんだことも幾度かあったはずなのに、すべての言葉はわたしを通り過ぎ、何も思い出せない。
学校にいる、ということは、話し言葉の吹きすさぶ中に身を置くこと。




キング牧師の伝記を選び、ポップの文章やデザインを考える子に、例えば・・・と、いくつか例をあげてアドバイス
授業が終わってから、「先生、ありがとう」と言われる。
なんだか、とても新鮮な響きだった。
この子にとって、これは、表現活動なんだと思った。
課題じゃなくて、表現なんだと。
クリエイションなんだと。
そういう、「ありがとう」だった。



気づけば、あれほど毎日聴いていたアルバムを聴かない日が続き、
季節が少しずつ変わっているのだと思う。
今週は毎日日が変わるまでに眠った。
決してできない、と思うことを、
そう思わずに、やってごらん、と、
誰に言われるでもなく、
そうしてみる。




オリザさんの言葉を、雨降る部屋でぼーっと眺めながら、
そうそう、とうなづきながら。
ざらつくこころで、坂をくだる。