映画「空気人形」を観ました。
お〜、美しい、いい映画でした。
私は、どうやら、春の映画が好きなようです。
おだやかな日差し。やわらかい光。そよ風。
そして、春の映画は、切ないのです。
ペ・ドゥナ、美しいです。可憐です。かわいい。
この映画には、詩人吉野弘さんの「生命は」という詩が使われています。
また、吉野さんの「I was born」という詩の一節を思い起こさせる台詞もあります。
その二つの詩がとても効果的に使われていて、詩と、映画のテーマを、合わせて、深く考えさせられました。
私は、中学の頃に出会った吉野弘さんの詩が忘れられませんでした。
「夕焼け」「I was born」「虹」「真昼の星」…中学の国語の先生の仕事に憧れたのも、この詩との出会いがあったからかもしれない。また、詩人になりたいとも思いました。深く、深く、心を揺さぶられたし、また、遠くの方へ、心を追いやられたようでもありました。
いのち。生命。
明日から、小学校最後の国語の文学教材、「海のいのち」を学習します。
いのち。
「いのち」をテーマにした本を、読もう。