2ヶ月ほったらかしていた日記。
数ヶ月前、この週末は、金沢に行こうかと考えていた。
Waltz of the rainに参加するために。
大好きな6月に、金沢の街で、Ann Sallyを聴けたらいいなあって思ったから。
でも、ひと月ほど前に、その予定を一度白紙に戻した。
今回は、色んなことが間に合わなかった。
それに、またいつか行く日がくる気がするから。
文章を書いたり、文章を書く人に立ち会ったりする日々。
書くためには、題材とか、書き方とか、環境とか、道具とか、色々あるわけだけれど、
わたしが書くために必要なのは、読んでほしい誰かだと思う。
最近、昼休みに国語ルームにやってくる少年。
やっと「書く」モードに入ったらしく、授業中になかなか進まなかった課題を持ってやってくる。
ひとつ書き上がると「書けた!」と叫ぶ。
作業しながら「よっしゃ!」と言う私に、
「せんせい、ほんまに、そう思ってる?」「背中向けたまま、”よっしゃ”って、ほんまに思ってる?」とつっこんでくる。
「ぼくは、書き出しを思いつくのに、すごい時間がかかる。」
「書き出しさえ思い浮かんだら、後は書ける。」らしい。
どうやったら書けるか、どういう時によく書けるか、何を考えたり使ったりしながら書いているか、
自分自身がどんな書き手であるのか、そういう話をするのは、とても楽しい。
私は、書き出すことが苦手な子には、例を示すようにしているんだけど、その子は、絶対にその例は使わない。
それ以外のものを思いつき、満足そうに、書き上げる。
そういうの、すごくいいなあと思う。
いい歌。
ああ、初夏。
好きすぎる季節。
好きすぎる川沿いの小道を、何度も通ってしまう。