平和の祈り

晴れているのに、雨が降っていた。


とあるシュタイナースクールの黒板に描かれた詩を読み、涙が止まらなくなる。
今のわたしに、贈られる詩であったと思う。
アッシジ聖フランシスコによる「平和の祈り」という詩。
声に出して読み、泣きじゃくって、とてもすっきりとする。
迷わずに、この祈りのように、生きていけばいいのだと。
読みながら、キング牧師三浦綾子のことを想う。
そして、ノートに書き写す。



わたしのいるべき場所に、少しずつ、少しずつ、近づいていっているはず。
導かれるように、進んでいるはず。
生まれたときにことづかった約束を果たす旅。
説明できないような使命感、出会い、別れも。喜びも、悲しみも。
その約束のためだと考えれば、すべて納得がいきます。



ああ、かみさま。
わたしを、あなたののぞむ、へいわのために、お使いください。
わたしに、与えてくださった才能や力があるならば、それを、どうか、使わせてください。
平和のために。
人々の幸せのために。


私の信じているのは、私のかみさま。
特定の宗教ではなく、姿もない。
でも、いつも私を見守り続けてくださっている。
星の中にも、太陽の中にも、月の中にも、風の中にも、空の中にも、音楽の中にも、私のかみさまがいる。







明日は、演劇の稽古。
明後日は、奈良にお芝居を観に行く。
その次は、東京で研究会。夜は観劇。
その次は、関西で演劇の研究会。夜はNPOの理事の忘年会。
その次は、友人と旅。
その次は、のんびりと帰省。
暮れてゆく日々を音楽と過ごす。
今年聴いた音楽を聴きながら、いろんなことを思い出す。
歌合戦でなくても、音楽で振り返るというのは、とても、とてもいい。
すべての感情が蘇ってくる。
とても美しい1年だった。