ずっと聴いていたはずの音楽に、
ある時、不意に心打たれることがある。
昨日も隣にいたはずなのに、
強く意識をしていたわけではなく、
その時は、別のことを考えていた。
あるタイミングで、その歌に強くひかれ、
それからは、その歌をすがるように聴いたりする。
そういう出会い方が、少なくはなく、ある。
思えば、あの時も、すぐそばにあったのだ。
どうして、気づかなかったのだろう。
わたしに足りないのは、自信と勇気と努力だと思う。
そういうものを、持てている時期もある。
でも、今は、自分の中途半端さがいやになる。
2016年の初観劇が何だったかは忘れてしまったけれども、
最後は、東京でお芝居を観ることに決めた。
観劇納め。
ちょうど行きたかった研究会にも行ける。
この数年を振り返り、前に進むために観ておきたい。
冬休みは、本を読む。論文を読む。映画を観る。
そして、文章を書く。
わたしは、少しずつ快復しているはず。
今日は、冬を通り越して、春のような陽気だった。
春が待ち遠しい私がいる。
あせらず、ゆっくり、雪解けを待つ。
導かれている、ということを信じながら。
信じることしか、できないのだから。
