分かち合う


5年生。
グラフを使って意見文を書く学習の導入。
いつものようにモデル文を使って。
説明文の「読み方」を、一人ひとりがその子なりに理解し、深めている感じがわしわし学ぶ感じから伝わってきて、
担任の先生たちと興奮を分かち合う。
「自分の考えを2回言ってもいいんだってびっくりしました。」という振り返りのコメントがちらほら。
『天気を予想する』は尾括型の構成であったので、双括型の文章は、とてもかっこよく感じたらしい。
複数のモデルを読み、比較しながらこどもたちは自分の読み方をつくっていく。
読む活動と書く活動が連動することで、どちらの力ものびていく。
当たり前のことなんだろうけど、目の前のこどもたちの姿をみながら実感できるのは、とてもうれしい。
私が修士論文を書いた時もそうだった。
色んな論文を読み、書き方を知り、自分で書き、すると、論文の読み方もまたわかってくる。
重層的な学習であるということを、指導者が意識できていることで、学習が深く、広く、つながっていくのだという気がする。
少しずつ教師の手を離れ、力のある学習者に育っていってほしいと思う。
そんな頼もしさが垣間見えて、うれしい秋。



今年は、こういう瞬間を同僚と共有できる瞬間があることがとてもうれしい。
「あのアイデアやってみたら、うまくいきましたー」と廊下で声をかけられたり、
「国語の授業で学んだことが生きてます!」と、社会科の授業のノートを見せてもらったり。
こういう、小さな分かち合いが日常の中にあることが、豊かさなのだろうと思う。
数値での変化を追うことよりも、
こうした質的なエピソードを蓄積していくことが必要だという気がする。


授業の話を色んな先生たちとできることが楽しく、
色んな相談を持ちかけられるのも、楽しく。
でも、できていないことも山のようにあることは分かっている。
もう少し、気持ちが整うといいと、ずっと、ずっと願っている。
がんばれる力が、湧いてくるよう、祈っている。
Be patient って、励ましている。





この曲を初めて聴いたのは、高校の文化祭。
友人たちの演劇の挿入歌として使われていた。
聴いた瞬間、好きになった。




観たい映画がたくさんある。
観たいお芝居がたくさんある。
無いのは気力と時間。




そう。
わたし、色んな感情を分かち合いたいと、思っているんだ。