なんとなく


京都は30度を超える真夏日だが、
夜家に帰るときは肌寒く、
家の中では、なんとなく毎晩ガスストーブをつけてしまう。
毎日、毎日、つけていたので、なんとなく。
その温かさに馴染みすぎて、ないとなんとなく心地悪い感じがする。
音楽も同じで、冬の音楽だな、と思うけど、なんとなく、毎晩聞くNight song.


1日の中にある、最も明るい瞬間と、最も暗い瞬間。


夕方の職員室で、ふっと我に帰る瞬間があって、
それが、今日の最も暗い瞬間だった。
暗いといっても、目のまえは霞みがかっている感じで、
方向としては、斜め上の方に、
見えた。



これもなんとなくずっと付き合っているもので、
名前を絶望という。
1日の中のどこかでやってきて、
また、小さくなる。




その繰り返し。



気づけば、6月が来る。
水無月
美しい月。