泥のように眠り、気づいたら夕方で、寝すぎて偏頭痛・・・自分のダメ人間ぶりを堪能する1日になった。長い休暇の始まりは、大抵こんな感じ。
GWには昔から「遊ぶ」という記憶がなく、職場・学校に行かなくてもいいということ以外の価値を見出せない。
子どもの頃は田植えの季節で、忙しく、家の前の小川で苗箱をずっと洗っていた。
たくさんためてしまって、怒られたり。
色々考えて泣きながら洗ったり。
緑のまばゆさは、追いついていけない心を責めるようで。
唯一、美しい五月の記憶は、留学から帰ってきたばかりの五月。
未来の明るさと新緑のまぶしさが、きれいにシンクロした。
昨日バスでなくした傘について問い合わせたら、営業所に預かっていただいている、ということで引き取りにいく。
そして、久々に晩御飯をつくる。
生産的なことといえば、それくらい。
足田メロウさんの絵。
タテタカコさんの「君は今」の歌に合わせてのライブ・ペインティング。
メロウさんの絵、本当にすてき。
物語のはじまりを予感させるイラストレーション。
メロウさんの絵をみると、いわさきちひろを思い出す。
小学生の頃は、そのさびしい感じが苦手だったけれど、中学・高校で大好きになった。
実家にあったエッセイ集を繰り返し読んだ。
- 作者: 岩崎ちひろ,松本猛
- 出版社/メーカー: 新日本出版社
- 発売日: 1983/03
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絵に透き通って見えるさびしさ、儚さ、美しさ。
孤独の手触りが、透明感のある水彩画の中に溶けている。
そういう絵が、好き。
安曇野に行きたい。