明日言おうなんて思わない。


昨日の午前中、体育館でこどもと一緒に歌を歌った。
今週末が本番だから、喉大事にしようね〜って、小さな声で歌っていた。
それなのに、終わってから、あれよあれよという間に声がかすれていく。
今朝起きたら、声が消えていた。
またやってしまった。
声帯が腫れて声が出ない。
1年に1度はやってしまう。
今年はずっと大丈夫だったのにな。。。
週末の卒業式では呼名という大切な仕事があるし、
何より今週声が出ないなんて、悲しすぎる。
朝からいつもの耳鼻科に駆け込み、とにかくささやき声でも話しちゃだめ!と言われる。


学校に行くと、こどもたちは、それぞれに、それぞれの方法で心配してくれてありがたい。
色々、質問してくる子がいて、その横で、「だから、先生しゃべれへんって言ってるやん」と、たしなめる子がいて。


先週買った100均の手のひらサイズのホワイトボードノートが筆談にとても役に立った。
授業中は、パワーポイントの編集画面にタイプして、指示。必殺技。
あとは、声の代わりをいろんな子にしてもらう。
最後の最後に、それもまた、よし・・・か。
もう、語るな、ということね。
読み聞かせもしたかったし、歌も歌いたかったが、あきらめろ、ということね。



そう、先週までに、しておいたことが全て、だったのだ。
今週に入って、とても元気だった学年の子たちが、バタバタと休みだす。
今日もクラスは欠席6人。
最終日に全員そろうことが、本当に特別な願いになる。


最後の週がある、なんて思っちゃいけない。
日々、毎日、毎日の積み重ねなのだ。
大事なことは、毎日、毎日言う。
最後に言おうと思っていたら、言いそびれちゃう。
そういうこと。
毎日、名前を呼び、毎日、ありがとうって言い、毎日、触れ合う。
大事にしたいことは、毎日、毎日、すればいい。


クラスの「生きる」も完成する。
それぞれが、それぞれらしい「生きる」で。


キックベースで遊ぶ子どもたち。
一度は気持ちがしゅんとした彼に、かわるがわる声をかける人がいて、
後半、気持ちを持ち直してファインプレー。
コミカルでいい試合がみれました。
すべてを笑いに変える人たち。
それにしてもキックベースのスピード感って、いいね。青空を見上げる暇がある。


映像編集もやっと終了。
今日、編集途中のものを見せたら、「これ、先生が歌ってるんやろー」って。
あ、うれしいけど、二階堂和美やから。
最後までかわいい子たち。
ボケもツッコミもできないのが苦しすぎる。
はやく、声よ戻っておくれ。


あとはディスクライトの作業をひたすら。
ラベル印刷用の部品がなくて、大探し。
引き出しの下から出てきた。
引き出しの下には、思いがけないものが、色々つまっている、と思う。