毎朝聴く「眠る街」


タテタカコの『眠る街』という歌。



いつか、この歌を使って、授業をする日も来るだろう。



三好達治の『灰が降る』と合わせて。




毎朝、この歌を聴きながら、遠くを想い、過去と現在を想い、自分という存在の危うさを想い、誰かを想い、もうすぐ出会う人々を想い、今日という1日を想い、出勤する。


「街は 眠る 長い間 眠る
 誰が来ても 揺り起こそうとしても
 街は 眠る 長い間眠る
 水が流れて 緑豊かになれども」
 
 ・・・
 
「誰もいなくなった道は途切れたままで
 深く深く眠る 眠りの国の話
 水辺に舞い降りる 一羽の鳥が憩い
 寂しさをついばむ 日出ずる国の話」(『眠る街』作詞・作曲 タテタカコ




わたしのこころを波立たせもするし、おだやかにもする。
タテタカコを聴くと、わたしは、水のようになる。
この人は、雨のような、海のような、湖のような、歌うたい。