Andaluza


寒くなって、ストーブの前でうとうと眠ってしまう。
部屋の中も、ちょっとずつ冬めく。


週末の偏頭痛久しぶりに。
多分、眠りすぎたせい。


冬の昼下がり。
お布団を干して、
ベランダの前の木立と空をぼーっと眺める。


アートワークのメンバーが、「同じ場所を毎日観察し、記録する」ということを試みた話をしていた。
「場所は、自分なんだよね」という言葉が印象的で。


毎日ではないけれど、よく眺めるこのベランダからの景色。
この景色を見た時々の記憶を、場所が思い出させてくれる。
1年の月日を、じんわりと感じる。


夜は久々の週末シネマ。
「エル・スール」。
今日は洋画の気分だな・・・と、ふらふら洋画の棚の間を歩いていたら、偶然目に留まった。




少女が少し早く大人にならなければならなかった瞬間。
そこにあるものは、誰にもわからず、通じ合えない。
沈黙に沈黙で応える悲しみ。
それを、見届ける。
父と娘の姿に、ちょっとアメリを思い出す。



音楽がとてもきれいだった。
グラナドス。アンダルーサ(祈り)。


私と同い年の映画なんだね。