まだ20代前半だった頃。
この本を、私は電車の中で初めて読んだ。
どこへ向かう電車だったか、思い出せない。
西へ向かっていた気がする。
- 作者: 江國香織
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/02/18
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 152回
- この商品を含むブログ (176件) を見る
「瞬間の集積が時間であり、時間の集積が人生であるならば、私はやっぱり瞬間を信じたい(p.221) 。」
あの頃の自分に響いた言葉は、未だ私の言葉だ。
当時考えていたことなど、もう思い出せはしないけれど。
朝夕はとても冷え込む。
秋が深まってくる。
週末は実家に帰る。
法事もあるし、
冬服を受け取ったり、
刈り取られた田んぼの匂いをかいだり、
秋桜をつんだりしなきゃならない。
秋を包んだり、包まれたり、しなきゃならない。
毎年の習慣。
stillという曲が好きだった。
Coccoの。
眠い。