なんだか、しんとしたきもち。

音楽室のベランダ。リコーダー部隊の子達を誘ってみる。風に吹かれて演奏するの、気持ちいいよね。こんないい場所あったんだ。休み時間に、ひととき、風に吹かれてみる。

 放課後の屋上。私の教室の前の窓から、屋上に出る。夕日が見える、街が一望できる、お気に入りの場所。

 夕闇。秋の風と雲。

 亡骸のかたちで、横たわり、雲を見る。

 何もしない。

 何もしないでも、感じられることが、こんなに、こんなにあるのに、

 どうして、何もしない時間が、保障されてないんだろう、学校には。

 友達と仲良くしたり、色んなことを、学んだり、とにかく、何かしないといけないような気持ちにならざるを得ない場所だ。

 そういうのと、同じように、むしろ、それ以上に、

 何もしないでも、許される時間とか、場所とか、

 そんなものが、要る気がする。

 何かしないと、罪なような。何か言わないと、学んでいないような。誰かといないと、心配かけているかもって、不安になるような・・・。

 なんだか、そんな余計な気を、かつて子どもだった私も、そして、大人になった今の私も、使っている、学校という社会で。

 そういう自分に意識的になったのは、最近のことだけれども。

 赤い手帳に書き留めてある、この夏出会った本『スロー・イズ・ビューティフル』に出てきた素敵な詩。

スロー・イズ・ビューティフル―遅さとしての文化

スロー・イズ・ビューティフル―遅さとしての文化



 
数字を すて  
時計を すて  
明日を すて

あきらよ
畑に 星を植えよう   

(ナナオ・サカキ「星を植えよう」より)



 
なんだか、しんとした気持ちで。

なんだか、泣きたくなるような気持ちで。


この気持ちは、学習指導要領のどこにも出てこない。教科書にも出てこない。

でも、私は、この気持ちを、すごく大切にしたい。

学校って、何だろう。

なんて書くと、心配かけそうなのですが、

私は元気です!

そうそう!

週末は、前任校の地域の、敬老のお祝い会にダンスで出演します♪

懐メロにちょっとセクシーダンス(?)で、おじいちゃん達を悩殺予定(!?)です!笑

チーム名は、『ひらもりLovers』になりました。

ひらもりの皆さん、よかったら、観に来てくださいませ!ふるさと平盛への愛をこめて、踊ります♪