ここのところ、なんとも言えず心の落ち込む迷惑メールが携帯に。断ち切りたくて、アドレスを変更しました。登録してくださった皆様、お手数おかけしました。ご協力ありがとうございました。
携帯のアドレスについて。
私は、今の携帯が3つめ。もう、2年半使っている。
大学に入学したときに買ったものが初めて。チャップリンの映画にちなんで、sunnysideというアドレスにした。
それから、ほどなく迷惑メールで、アドレス変更を余儀なくされる。
やっぱり、チャップリンの映画の題名で、lllllcity-lightslllllと名付ける。『街の灯』という映画が好きで。
アメリカに行って、携帯としばしさよなら。
帰国して、2個目の携帯。アドレスは、summer-steps。Coccoのアルバム『クムイウタ』の中の、『SATIE』という歌が、大好きなんだけど、その歌の歌詞。すごく、きれいなの。夏の足音。初夏の匂い。
それから、ほどなくして、3つめの携帯に。これも、迷惑メールに嫌気がさして。
une-femme-est...これは、アンナ・カリーナ主演の映画、『女は女である』の、フランス語のタイトル、『Une Femme est Une Femme』からとった。
そして、今日。
新しいアドレスは、Coccoのアルバム『きらきら』の中の曲、『ハレヒレホ』からとりました。
この歌、好きです。運動会の準備体操でも使った、思い出深い曲なのだ!この曲がかかると、小さな子は、きらきら笑うんだ。魔法の曲。
3年前、京都音楽博覧会で、初めて聴いた。こっこの歌声。はれひれほ。
この言葉に、意味は、きっとない。なさそうだから、いいと思った。
正しさを嫌悪して。
でも、正しさにしがみついてきた私。
意味なんてなくていいと思いつつ
意味にとらわれてきた私。
全てを捨ててもいいと、ふと思い、
しかし、何も捨てられない私。
一生かかって、脱いでいくし、一生かかっても脱げないかもしれない。
シンプルなことに憧れる。
どうでもいいようなことに、苦しんでいると気付いたときに。
知らないでいることは、美しいと思う。
情報は、誰かと生きるためには、余計だ。クリエイティブに生きるためにも。
何でも1人で出来る人になりたかった。
そのために、情報は必要だった。
正しい道を歩みたかった。
自分だけの場所を探したかった。
でも、きっと、どこにもない、そんな場所。一人でたどりつける世界というのは、そんなに遠くなく、今の世界と違ってもいない。どこにいっても、自分の影と闇はついていくのだから。
私の家には、ベランダが二つある。東と西に。風がよく通って、涼しい。
私の家には、窓が2つある。ひとつは東に、もうひとつは南に。
今、南の窓の前で、ひんやりとした風を感じながら、キーボードをたたいている。
昨日は、こうして座っていると、月が見えた。
東の窓からも、月が見える。
時々、遠くに聞こえる近鉄電車の音。
月明かり。
夜風。
静か。
この部屋の春夏秋冬。
この部屋の朝昼晩。
愛すべき。
少し歩けば、木津川の堤防に出る。
ここに越して来て、4年目の夏が、ゆっくりと過ぎて行く。