東京へ。新幹線で読んだのは、これ。勉強になります。
- 作者: 袰岩奈々
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2001/07/17
- メディア: 新書
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今日は、東京大学で行われたLearning bar-Xに参加。
テーマは、「インプロ」と「学び」を考える。http://utworkshop.jimdo.com/
来ている人たちが、本当に学ぶことを楽しみ、また、学んだことを活かそうとしていらっしゃって、本当に素敵でした。
しなリレの目指しているものと、非常に近い。ああ、インプロと教育の可能性を探ろうとしておられる方が、こんなにたくさんおられるんだ、ということが、非常に衝撃的で、また、嬉しくもありました。
この写真は、ワークショップのふりかえりのセッションで、グループで作ったポスター。めっちゃ話が盛り上がりました。
インプロ的な空間や、学び方の価値や必要性を感じている人がたくさんいる。そして、新しい価値の創造という話につながっていく。
以下、箇条書きで、今日の学びをラップアップ。
・創造力は、人のためにある。
・Give your partner a good timeという姿勢で、舞台にのぞむ。または、これができていれば、舞台は成功といえる。
・自分をうまく見せようとすると、舞台はいいものにならない。互いに、相手を活かしあうことがいい舞台を作る秘訣。
・いい時間にしよう、と、その場にいる全員が思うこと。
・自分のまま、ありのままでいるだけで、人は美しい。その美しさを、引き出すことが、インプロには、できる。コンタクトインプロには、できる。コンテンポラリーアートにはできる・・・。
・学びの場の研究がしたい。
・演奏できないと楽しめなかった音楽が、誰にでも楽しめるようになってきた。
・かんぺきに準備して計画どおりにいくこと、予定調和をよしとする文化から、いつも本番で(一瞬一瞬が大切で)、どんどん変化していくことに価値を見出せる文化へ
・インプロは、この瞬間をいかに楽しむか。他者と、自分を活かしあいながら。
・自分だけの成功や、予定どおりにすすむ決まった価値、結果重視の文化が、現代社会を覆っている。
・がんばらない。
・自然体。自然体でいることこそ、より自分の持つ力を発揮できる。
・運動の前には、身体をリラックスさせる。無駄な力をぬいていく。抜き方を、みんな知らない。
・どう転んでもおもしろい、それがインプロ。
・シンプルなワークに没頭することが、外から見ると、自然に絵になる。
・コミュニケーション(表現のためのメディア)の多様性に気づく。
・言葉だけでコミュニケーションしているのではない。
・身体だからこそ、表現できることがある。ロゴスと身体。
・身体と身体のふれあいを通してこそ築かれる、フラットな人間関係。
・評価する他者から、受け入れる他者へ。
・他者の評価に対する恐怖を取り除くこと=いいインプロ
・評価への恐怖というのは、直接コントロールできない。だからこそ、学習環境をデザインすることから始める。
・インプロ教育の未来について、今日は全ての始まり。みんなで、実践して、またここに戻ってくる。出来ることは、それぞれの現場で違っている。
・Me,tooで、感情や共感を表に出していく。
しなリレのワークショップをデザインする上でも、学級での学習をデザインする上でも、すごく有意義な学びがありました。
私自身が、本当に、恐怖や不安をいっぱい抱えた、「萎縮した子ども」です。だからこそ、インプロの価値や、学習環境の意義を、強く感じられるのかもしれません。もっと、生きやすい世の中にしたいのです。きっと、私が生きやすい世の中というのは、多くの人にとっても、そうである、そんな気がするのです。
たくさんの素敵な出会いがあり、これからの未来に光が差してきたように思える、そんな夕暮れでした。
素敵な学びの場を提供してくださった、東京大学ワークショップ部のみなさん、ありがとうございました!
夜は、リトル・サイゴンで、ベトナム料理。冬は、ベトナムに行くのだ!