再会

 朝起きると、8時半でした。目覚ましをかけておいたから、8時半でよいはず。

 なのに、めっちゃねぼけていて、「ええ!寝坊しちゃった。学校に、なんて電話したらいいの〜」って、あせりました。夢の中では、月曜日だったみたい。そして、我に返って、安心して、もう一度寝ました。日曜日って、幸せ。

 再び起きると、10時半。留学時代の友人空也からメール。

 弟くんと京都にいるらしく、合流。

 空也と、弟のかおすくんと、私の3人。めがねな3人で、京都をぶらぶら歩きました。
 
 空也とは3年ぶり。

 大学3回生から4回生にかけて留学していたときの友達です。

 こどもなのかおとななのかわからない、本当に、不思議な魅力の人です。そして、なんだか、まったくかわってないところが、また、不思議で懐かしい。

 3年前に再会したときは、私は、教師になって1年目で、本当に大変で、へこんでいたな〜と思い出す。あれから、あっという間の3年です。3年会ってなかったのに、会うと、ぎゅっと時が縮まったような変な感じ。

 3年のあいだに、4年2組の子どもたち、6年2組の子どもたち、1ねん1くみの子どもたち、そして5年3組の子どもたちにあったのです。う〜ん、すごく濃密だったのに、過ぎ去ってみれば、あっという間で、あの3年前に、空也と再会したときから、私は、なんら変わってない…そんな心地になりました。

 それが、いいとか悪いとか、そんなことではなくて、何も変化していないようで、でも、確実に、時は流れているな、ということを、ぐ〜んと感じました。

 てくてく。昼ごはんを探して、錦市場をてくてく。なかなか座れず。座れたお店で、オムライスを食べて、人生の選択について、色々語り。てくてく。暑い〜。絵葉書をみて、涼み。書を見て、七夕の願いごとを書いて涼み。てくてく。シフォンケーキとミルクティーで、一休み。色んな国々の写真を見て、なんだか、異国と、彼の人生に憧れ、また、てくてく。色々、買い物したり、ぷらぷらしたり。チェックとベストに笑ったり。
 
 近鉄電車でがたごと。生温かい、夜の空気。

 楽しかったです。色んな記憶が、浮かんで、ゆらゆら。
 
 この2日間。学校とは、全く違う世界の人とであった。すごく、おいしい空気を吸った気分です。

 世界には、美味しい蜜がいっぱいあるのに、小さな世界で、渇いているなんて。

 3年という月日、これは、なんなんだろう?

 誰と出会ったか。

 そういうことかしら。