夜明け

 夜明け前の闇は深い・・・といいます。

 最近、ブログにアップできない文章ばかり、書き綴っていました。ぐ〜っと、マイナスに、マイナスに、思考が傾いてしまう時期もありますね。自分には、そういう時期が、不定期に訪れることはわかっているので、ああ、こういう時期が来たんだな、と思いながら、毎日を過ごしていました。

 それでも、日々は、楽しいものです。今は、クラスの子どもたちと一緒にいるときが、もっとも幸せです。

子どもたちが、ベランダ庭園で、ゴーヤや、インゲンマメに水やりしながら、ああだこうだと観察してる姿とか。

毎休み時間、教室の隅のメダカワールドのまわりで、ああだこうだと世話をしている姿とか。

えんぎ会社の子どもたちが、「ももたろう」の劇の小道具を、せっせと作っている姿とか。

モチベーションを上げるということに、たくさん加担しすぎないほうが、楽です。


子どもたちのモチベーションを上げるのも、教師の仕事だと思うけれど・・・。その気にさせる、というのは、なんか、やだな、と思ってしまいます。なぜ、やだな、と思うかというと、私は、そういうことが苦手だからです。

自分をその気にさせようとする人がいると、逆にさめてしまう。そういう部分が自分にあるので、人をそういうふうにするのも、すごく抵抗がある。

また、私は、あまり目立つのが好きではなくて、でも、認められたいという気持ちも人一倍強い。どうしたら、自分にとって、一番心地よくいられるのかを、考えた結果、役割を与えて欲しがっていることがわかりました。

「ダンス」や「演劇」を「踊る」「演じる」という役割が与えられるからこそ、私は、楽に表現することができる。人前で、自分のことを話して、と言われるより、私は、演じたり、踊ったりするほうが、ずっと楽なのです。それは、役割を演じればいいからです。

私が、アイスブレイクを必要としているのも、その場に、承認されないと、その場にいたくなくなるからです。心地よくないからです。だから、誰かが、承認されるような環境を作ってくれること、また、自分で作ることを望んでいます。

さて、今、クラスの子どもたちは、自分達で、色々なことに、がんがんモチベーションを上げています。

それは、私が上げたものではないし、私がしたことといえば、NOを言わなかったこと。彼らの言ってくることは、心からユニークで、interestingだと思うので、それを伝えて、あと、自分のアイデアも、ちょっと伝えます。そうすると、なんだか、おもしろい出来事が、いっぱい巻き起こります。もともと子どもたち自身が、持っている学びの力が、非常に豊かだというのも、大きな要因です。

楽しい、と言う言葉ではなくて、おもしろいという感じです。日々が。授業が。子どもといるのが。非常にinteresting!!

でも、ネックは、テストです。子どもたちが、学びたいということや、授業の討論で、テストの内容が網羅できないことがあります。そして、テスト前には、その網羅できてない部分を、補うことになります。そういう時間が、なんだか、いやです。

多分、それは、私が授業の在り方、やり方を工夫していかないといけないのだけど、テストのための勉強をさせているようで、心苦しい。

でも、子どもたちが、本気で学んだことが、ちゃんと、テストでも、結果として出るようにしたいと思います。

しかし、よりよい評価のあり方を、考えていきたいと思います。


昨日くらいから、ちょっと元気になってきました。

13日にあった、『明日の教室』での、赤坂真二先生の講座、そして、昨日の『EDU★COLLE』の、平野先生や糸井先生のお話、スタッフや、会場のみなさん、お客さん、イベント全体から受け取ったエネルギー。

それら全てのおかげだと思います。

なんだか、夏が見えてきました。

ひんやりとした夏の夜。

テスト前に徹夜して、見た朝焼け。

summer smells...

今日は、赤坂先生のお話であった、ほめほめタイムをしました。

笑顔いっぱいで、ほめること、ちょっと忘れてた気がした。

よく笑う、本当によく笑う、そして、よく泣く。

そんな彼らに、救われています。

ありがとう、5−3の子どもたち。