勝手に学ぶ若者達

 勝手に、というとあまり、いいイメージじゃないのかな。私は、とってもいいイメージでこの言葉を使っていますよ。

 「勝手に学ぶ若者達」に、いっぱい感激しました、今日という日。

 色んなところで、研究所が立ち上がったり、サークルが生まれていて、もう、私の予想を心地よく裏切ってくれるので、ずっと、ニマニマしていました。

 よしよし、どんどん学べ〜♪それそれ、それ、そのスリルが、学びよ!そのスピード感、その興奮、その知らせたいという気持ち、その好奇心…それらを、加速させよ!と思います。

 岩瀬先生(http://d.hatena.ne.jp/iwasen/)が、紹介しておられた、理科の学習を、「研究所」と題して、チームで、実験に取り組む学習を、取り入れて、4月、5月と、実験などをしていました。

 その授業がひと段落したあとも…

 研究所のひとつである、「ジャンプ研究所」は、熱心に、実験を続けています。発芽した種子に、「ひなた怪獣」「ひかげ怪獣」という名前をつけて、育てました。そして、家から植木鉢を持ってきて、植え替え作業をし、それぞれ、また新たな名前をつけて、毎日、めっちゃかわいがっています。

 今日、すきまの待ち時間に、「インタビューゲーム」をしていました。

 1.Aさんは、ある食べ物を思い浮かべます。
 2.まわりの人は、質問をしながら、その食べ物が何かをあてます。
   ただし、質問は、以下のようにしか、答えられません。
   ?はい ?いいえ ?そうともいいます。 ?ちょっとちがいます。

 Mちゃんに、子どもたちが質問します。

 「それは、野菜ですか?」「いいえ」
 「それは、果物ですか?」「はい」
 「それは、ウリ科の植物ですか?」「はい」
 「それは、赤いですか?」「そうともいいます。」

 などなど…。

 答えは、「すいか」でした。
 
 そこで、もめはじめました。

 「すいかって、野菜やで〜!」

 ある子は、木になるものは果物で、そうじゃないと、野菜だといいます。

 すると、ある子が、「じゃあ、イチゴは、野菜か?」といい始めました。

 そこらへんで、授業は終了したのですが、あとから、わいわいボーイズがやってきて、「先生、研究所作って、調べてたい!」といいます。

 私は、いっつも、子どもが何かやりたい、と、「want」を出してきたら、いいね〜!と、一緒にわくわくします。

 国語辞典から始まって、ポプラディア、聞き取り調査…研究所は、今日は野菜と果物の定義について、イチゴを中心に調べていました。

 「家に帰って、インターネットでもう一回調べて、明日、発表してもいい?」

 もちろん!どうぞ、どうぞ。

 明日が楽しみです。

 会社活動も、めっちゃ活発で、感心します。

 図工がはやく終わったメンバーに、教室の掲示物を作ってもらったら、これまた、ユニークなものができて、笑いました。

 そうじ道具に、「ほうき・ちりとり・ぞうきんの部屋」っていう看板がついてるんです。もう、笑った、笑った。かわいすぎる。これを、男の子達が、作ったんですよ?なんて、かわいい子達なんだ〜。

 メダカのところには、メダカワールドって書いてありました。子どもの手による掲示物って、すっごくいいな〜と、ほんわかします。

 お掃除プロ制の第?期は、今週末まで、と思っています。

 掃除を、楽しんでいるな、というのが、何よりいいです。

 旅するように、校舎の色んなところを、お掃除しながら、めぐってほしいです。

 今日は、いっぱいニマニマしてました。

 気になることも多少はあるし、注意することも、多少はあるけれど、それより、子どもたちの学びパワーや、笑顔や、ユーモアや、楽しいことがしたいよ〜、みんなと一緒におもしろいことをしたいよ〜、もっともっと関わりながら学びたいよ〜という空気が、私を上げてくれました。

 また、今日は、少し、最近気がかりだった子と、涙、涙で話ができて、よかった。

 その後のその子が、ちょっと、楽になったように思えたので、ほっとしました。ああ、少し、刺をぬいてやれたかな、と思いました。どうしたらいいか、わからなかったのだけど、やってみたら、そうか、そうだったんだ、と思いました。

 一緒に、苦しむってことだな。教師も。

 林間学習のキャンプファイヤーの儀式の指導もしているのだけれど、それもまたおもしろい。

 小説を書くのが大好きな子がいて、脚本を書いてくれました。BGMも探してきてくれて、いい感じです。ダンスや台詞も決まってきて、それらしくなってきました。

 もっと、もっと、もっと、子どもと一緒にいても、いいな、と思います。どれだけでも、おもしろいことができそうだから!

 毎日、やりたいこと、山盛りあるし、子どもたちも、シェアしたいこと山盛りあるのに、一斉下校なので、あわただしく帰らないといけないのが、なんとも無念!

 今日は、子どもたち、何を言い出すのかな?

 そんなことが、楽しみな今日この頃です。