誰もが、ダンサー・教師・振付家、そして表現者になっちゃうの。

今日は、5時過ぎに学校を飛び出して、丸太町へ、ダンスのワークショップへ。

昨日の夜、急に参加を決めた。

だらだら残って、残業しちゃうんだけど、無理やり予定を入れて、えいっと気合と決意で帰宅するのも、心身リフレッシュのためにも、色んなことを学ぶためにも、よいのだと思う。毎週水曜は、ノー残業DAYにしたいものだ!

ということで、5時過ぎに出るという目標のもとに、ちゃっちゃか仕事をして、退勤!


イギリスのコミュニティダンスを牽引している中心的なアーティスト、セシリア・マクファーレン氏によるレクチャー&ワークショップでした。http://www.jcdn.org/DLF2008/cecilia.htm

1.セシリアさんの自己紹介〜ダンスと私
2.サークルで、順に、ダンスと私についての話を交えた自己紹介。
3.サークルで、名前を言う。
  ・ニュートラルな状態で。
  ・名前と、動きをつけて。
  ・先ほどの動きを、繰り返したり、工夫を加えたりして。音楽も聴きながら。
4.2人組みで、『favorite food』の動きを考えて、シェアする。私は、たきたてのご飯。相手は、さしみ。それに、さっきの自分達の名前のダンスの振り付けを足して、4つの順番を決める。

 私達は、相手の名前→さしみ→ご飯(たきたての音入り)→私の名前 の順でダンス作品を仕上げる。といっても、時間は3分。即席ダンスの完成!

5.空間をうめるダンス
6.人とふれあっていく

7.へびになる。
8.石になる。
9.ペアで、へびと石の役を決めて、ヘビが石に近づいていく。
10.反対に、なる。今度は、石が集まって、そこにへびが集まる。
11.クールダウン

やっぱりおもしろい。ダンスって、できちゃうのです。

教育と似てる。教師が教えなくても、みんなが、クリエイティブにいきいきと踊ることができるんだよ。

『ゲーム』による環境設定によって、踊りが生まれていく。

創造活動には、『ゲーム』のように、演じる役割が決まるようなしかけ、動きが生まれるようなしかけを仕組んでいくのは、有効だと思う。

私も、学習に、『ゲーム』を取り入れるのが、好き。

『ゲーム要素』が、活動を、よりクリエイティブにすることが、多いからだ。コミュニカティブにすることが多いからだ。

セシリアさんが、『からだに触れることや、触れられることに、抵抗がある人は多い。でも、こちらが、“へび”や、“石”という役割を与えることで、そうすることが、許可され、安心して触れることができる』とおっしゃっていて、心にストンと落ちた。

そういうふうに、心の壁を、役割を与えることで、創造的にとりはらうことも、必要だと思う。

「司会」や、「記録」を決めるのと同じように。「役割」って、安心するんだ。

あと、セシリアさんの、1人ひとりへのコメントや、場への信頼、発信するメッセージが、本当にポジティブで、心地よかった。

ああ、場のリーダーは、こうであるべきなんだな、と、痛感。こういう発見があるのは、学校があった日の放課後にこの場所に来たから、味わえる感覚だと思う。ああ、今日の私は、セシリアさんみたいに学習をリードできなかったな・・・。

自分が、とっても心地よく学べたら、なぜ、そうできたかを、ふりかえってみる。

ああ、明日は、セシリアさんのワークショップの雰囲気を思い出して、授業してみよう。

信頼を、全身で感じられる。1人ひとりを見てもらっている。尊重されている。笑顔がいっぱいある。よく聴いてもらっている。クリエイティブな仕掛けがある。いろんな人と安心してかかわりあえる。

この感じ、この感じ、この感じを大切に。

ダンスももちろん、新鮮で、学ぶことは多かったけれど、それ以上に、「よく学べる」雰囲気について、学べたことが大きかった。

人の話を聴きながら、ストレッチしたり、マッサージしたり、というのは、学校現場では、許されない行為!?かもしれないが、ダンスのワークショップでは、あぐらで話を聴くのは、自然。

こういう学び方が、もっと認知されればいいのにな〜。

さて、今日は、ヘビになるのが、一番楽しかったです。


私は、ヘビが、大大大嫌いなのですが・・・いっぱいトラウマもあります。

でも、自分の中にヘビを見つけるというのは、めっちゃおもしろかったです。

この前、小説で読んだ、白い大蛇になってみました。

その白い大蛇の正体は、嫉妬です。

自分の中にある嫉妬を、ヘビにしてみました。

そうすると、嫉妬が、いまく昇華されちゃう。

すっきりしたように思います。

健やかに、幸せに、そして、1人で生きていくために、ダンスって、いいな、と思いました。