- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2003/03/07
- メディア: DVD
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昼間っから、外にも出ず、ソファーに寝っころがって、DVDを観る。
あ〜、ダメだな〜・・・と感じつつ。そういうモードです。
2日の夜から、4日まで、丹後(実家)に帰っていました。
94歳になる祖母をかこんで。親戚があつまり、おしゃべり、お墓参り、バーべキュー・・・久しぶりに会っても関係性はなんらかわらず、私は、あいかわらずの末っ子モードで、みんなに世話をやかれっぱなし。
おいしいものを食べ続けました。
そうして、色々、思い出す。
一番上の従姉妹のえりちゃんに会うと、いつも、『おもひでぽろぽろ』を思い出します。
小学生の頃、初めて、この映画をみたとき、「あ、えりちゃんだ」と思った。
小学生の私は、本当に狭い世界に生きていて、自分の知らない何かは、自分の知っている何かを、常に重ね合わせて考えていました。
今でも、そういうところが多分にある。
この映画の主人公の子ども時代『たえちゃん』に、かなり共感できる部分が多く、何度となく、観てしまう。
この、うまくいかなさ。
それが、小学生時代だな〜。そうだった、そうだった、と確認したい感じ。
親の『ダメ』の一言の強烈さとか。
男の子の気持ちの理解しにくさとか。
自分の醜さや、わがままを思い知る体験とか。
そして、20代後半になっても、生き続け、押し寄せてくる過去の自分とか。
田舎に帰ると、まるで、時間がとまっているよう。
全てを、捨ててしまって、帰りたい・・・都会にある全てを。
そんなふうに思ったり。
でも、田舎に帰ってくれば、そのしがらみの多さに、きっと嫌気もさすのだと思う。そうして、私は、丹後を離れたのだから。
自分が歳をとるよりも、人が歳をとることのほうが、悲しいのだ。
親戚一同で会し、過ごす一時。
こうして過ごせるのは、いつまでだろう。
幼い頃から、ずっと、時間が止まってほしいと思っていた。
GWも、あっという間。
外は、雨。
『晴れの日と、雨の日と、曇りの日。どれが一番好き?』
その答えを、考えてた。
今も、考えてる。
私は、きっと雨の日。
ただし、家の中から見る雨。
こうして、家の中にいることが、正当化される気がするから。