お土産・・・もらった感動はプライスレス

ウェルカム・バック!!

子ども達が戻ってきました。

なんだか、表情が、ちょっと大人っぽくなってない?

少し、落ち着いたような雰囲気の子が増えて(とくに、早生まれの子達)、うろたえました。何があったの??そういう時期かな。

Iくんが、来るなり、あんまり元気のない声で、「学校のほうがよかった」といいました笑

無事、ロンドンからの絵葉書も届いていたようで、ほっ。

連絡帳でも、絵葉書の写真が、会話のネタになったと書いてあって、何よりでした。

絵葉書を送ることに、かなり教育的意義を感じている私。

子どもに絵葉書を送るために、外国に行ってる、というといいすぎだけど、旅の目的のひとつではある。

見知らぬ場所から絵葉書が届くと、心がざわめき、ときめく。感動するよね。大人でも。子どもなら、なおさら。

その絵葉書の写真から、興味がわく。そして、質問をする。親子で、一緒に調べたり、話し合ったりできる。

いつか、行ってみたい、という意欲が湧く。

getting to maybeの、種を蒔くことができると思うのです。

というのも、ずっと、昔のこと・・・

きっと、小学校3,4年の頃。

同じクラスのふみえちゃんのお母さんが、ヨーロッパを旅して帰ってこられました。

そして、私にお土産をくれたのです。

それは、たしか、フランスのお土産で、小さなビンで、かわいい花の飾りがあしらわれ、コルクのふたがついていて、中には香水が入っていました。

その、かわいらしさ!そのいいにおい!そして、それが、遠い外国のものだという感動。

ずっと、ずっと大切に持っていて、時々匂いをかいでは、感激していました。

いつか、外国に行きたい。

言葉にはならなくても、私を感化していたことに、間違いありません。

幼いころは、小さなことでも、感動が大きい。

私は、いろんなことに、感化されまくって、大きくなりました。

自分を感動させたり、変えたりしてくれるものが、すごく好きです。大人になると、そういうものが、減ってきますが、尚今、それを、強く求めています。

多分、学習欲が旺盛だからです。貪欲だからです。もっと、未知の自分を見たいからです。

そして、子ども達にも、自分が感化されたように、未来につながる刺激を、少しでも与えたいと思う。

身をもって。

直接的には、目に見えないもの。こうしたら、こうなるという成果のあらわれにくいもの。

感動する生き物なんです。人間は。

感動による学びは爆発的だ。

そんなの、全く、論理的じゃない。どこに、自分の感動の導火線があるかわからない。

人によって、それは違うし。

でも、きっとそういう学びが、もっと教育現場に入り込めるように・・・そういう、こうしたら、こうなるという学び方でない学び方と、学びの価値が、もっと、認められるように・・・。

私のもらったお土産。これは、立派な教育的意義のある経験だった。どうやったら、ひとつのお土産の感動に勝る授業ができるでしょうか?ちょっとや、そっとじゃ無理です。

物じゃなくて、感動をもらったんだもの。

・・・・・

今日は、なんだか、すごく疲れました。いっぱい頭を使った。旅の疲れが、まだとれてない感じ。はやく寝よう。

子どもの冬休みの絵日記が、傑作ぞろいです。

サンタクロースの話が多いんだけど、その中にこんなのがありました。

「12月23日 きょうサンタクロースがきました。なんでだろう。ふしぎです。」

あわてんぼうのサンタさん、Hちゃんに、はやくあいたくてしょうがなかったんだね。

ああ、彼らはミラクルです。思考回路がユニークすぎる。うらやまし〜!


 ずっと、喉の調子がおかしかったんです。

 今年は、キッズといるせいか、風邪の菌をもらうことが多くて、いや、もちろん、私の体調管理の問題もありますが・・・とにかく、やたら風邪をひいています。

 そして、風邪をひいて、喉がいたいのに、しゃべらないといけないので、すぐに、喉がおかしくなって、何度も、声が出なくなりました。

 耳鼻咽喉科に行くたびに、「1週間しゃべらないでください」という無謀なことを言われます。

 でも、やっぱり、しゃべらないと、やっていけない仕事柄・・・やっていけるほどの力量が、今の私にはない。

 ということで、ずっと、ハスキーな声のままでした。カラオケ行っても、歌えない。音楽の時間も、声が出ない。かなり、ストレスフルでした。

 ところが!

 今回のロンドンへの旅が、一人旅で、あんまりしゃべらなかったので、なんと、声が治ってしまったのです!すごい!

 去年の卒業式の歌を歌っても、声が、ちゃんと出る!
 
 くるりの「Highway」を、岸田くんの1オクターブ上で、ハモれる!

 奇跡的です。ケガの功名、じゃなくて、旅の功名?

 もしかしたら、喉を治すために、旅に出たのかな〜。
 
 やっぱり、そんなふうに、旅から帰って気づく、旅の価値って、あります。

 得した気分さ。ということで、今日は、ずっと家で歌ってました。

 ららら〜、わたしの声よ、おかえりなさい。