虫とチューリップ

スノーマン

スノーマン

今日の読み聞かせは、スノーマン。

今日の生活科の時間は、母に、丹後の掛津から送ってもらった松ぼっくりでツリーを作りました。すっかりクリスマスモード。教室には、柿とポインセチアを同居させる予定。

今日は『虫』という漢字の学習でした。「むし」だけじゃなくて、「チュウ」という読み方もあるという話になりました。

「虫がつくことば、どんなものがある?」ときくと、Jくんが、すかさず「チューリップ」と答えました。私、こけました。

Jくんは、すごいです。「音」という字のときは、「おとうさん」と答えてくれました。

ちょっと漢字をしっている子や、大人からは、決して出ない発想ですね。

Jくんは、ほぼ全ての漢字において、こんな漢字です。あ、いや感じです;-P

野村誠さんが、著書の中で、「勘違いや間違いは、子どもの尊い才能ですよ」とおっしゃっています。

音・リズム・からだ 園児とつくった音楽あそび40 おすすめ年齢表付き

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野村さんは、作曲家。子どもとの共同作曲をたくさんしておられます。

子ども達のつぶやきや、間違いや、勘違い、反抗・・・色んな反応を受け入れて、音楽にしてしまいます。それは、本当にミラクル。感動的です。

子どもの間違いを否定してしまいがち、というより、正しい方向に導こうとしてしまいがち。それは、教師であるから、仕方ないのかもしれないけれど、クリエイティブではないな、と思います。そして、正しいことが、それほど大切なのかな、とか、色んな疑問が浮かんできます。

私が子ども達に伝えてたいこと。

それは、「それでも人生は、素晴らしい」ということです。

私自身が、人生の美しさ、おもしろさに気づけたことで、どんな状況にあっても人生を楽しんでいける気がするからです。

だから、身をもって、人生を楽しむ姿を示したいと思う。

そういうことを伝えたいのなら・・・どんな授業をしていけばいいか。

正しいことを知っていくことよりも、どんな間違いも、楽しめる可能性を持っているということかもしれない。

そういうことを楽しんでいる姿を見せていくことかもしれない。

そう・・・

毎日、漢字の勘違いも、めっちゃ多いけど、そういうの、実は、すっごくおもしろいなあ。もっと、それにのっかってみたい。

今日は、余裕がない日でした。こうありたい、と思う自分と、そうできない自分。そういうもにも、イライラしていると思う。子どものせいにしている自分もいるし・・・。

・・・

子どもが、「虫」の学習の最後にこういいました。

「せんせい、“ちゅうかりょうり”は?」

「ちゅうかりょうりの“ちゅう”が、“虫”やったら、こんな料理になるで〜」

黒板に、ウジムシや、テントウムシや、カブトムシの入った料理の絵を描く。

喜びました。

こういう余裕を持ちたいです・・・一日の最初から最後まで。

休み時間は、余裕なんやけどなぁ・・・