- 作者: ミッシェル・ヴァンゼブラン,Michel Van Zeveren,金原瑞人
- 出版社/メーカー: 小峰書店
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: 大型本
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この本は、何気なく、図書室で見つけた本です。中学校の頃は、「魔法使い」や「魔女」になりたかった〜。メルヘン少女だったので。今でも、「魔女」なんて聞くと、わくわくして、思わず手にとってしまいます。
それでそれで、この本、おもしろかったです。
魔女の作った料理に、クモやら、ウジムシやら・・・出てくる。子ども達が、料理名を読み上げるたび、「うえ〜」と、喜びの声をあげる。笑
読み終わったあと、「もう一度、料理名のところだけ読んで」とのリクエスト。そして、また、「うえ〜」というのを楽しむ。おもしろいことは、何度でも聞いて、何度でも感じたいのですね。へ〜。
そして、「ウジムシって何?」という質問に熱く答えました。
何をかくそう、私とウジムシの関係は、結構深いのです!田舎っ子、万歳です!
小学生の頃、家の裏のコンポスト(当時は、何かわからなかった)を、何気なくあけたときの、衝撃ったら!びっしりとウジムシが住みついていて、心底恐ろしかったです。
また、家は、昔ながらの方法で、トイレは汲み取り式で、しかも、その処理を祖母や母がしていました。そして、その汲み取ったものを、家の畑に肥料としてやって、そこで育った野菜を食べて、私はこんなにたくましく育った・・・という話を、自慢しました。中学・高校の頃は、恥ずかしくて、絶対誰にも言えないと思ってたけど、今となっては、子どもが喜んで聞く話のひとつ。
それから、なぜかトイレの話になり、ぽっちゃんトイレ、モンゴルの大草原のトイレ、中国のニーハオトイレ、アメリカのふたの無いトイレ、マケドニアの駅のトイレ・・・と、トイレトーク。
トイレの国際事情はいとおかし。
その後、個別懇談最終日。
Jくんのお母さんのエピソード。
Jくんが、昨日薬を持ってきてた。その薬は、朝と夜のための薬で、昼は、飲まなくてもいいのだが、Jくんが、「せんせいは、くすりをのませるのがうまいから。」といって、のまなくてもいいというのに、無理やり薬を持っていったとのこと。
ここんとこ、風邪気味の子が多くて、薬を飲ませてたから、そういうの見て、自分もしてもらいたくなったんだろうね。かわいすぎるわ〜。そういえば、朝から、ずっと、「J,くすりある。」って、思いっきりくすりをアピールしてたなあ。
子ども達の行動は、ほんとに、ユニークです。
- 作者: デビッドマッキー,David McKee,なかがわちひろ
- 出版社/メーカー: 光村教育図書
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 大型本
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これは、深く考えさせられる本でした。
「強くて、力のあるもの。」が、人の心に届くわけではないのだ。そう思える。
教育にも、政治にも、国際問題にも、置き換えて考えさせられる話でした。
おすすめです。
Jくんは、いつも「なぁ、きょういっしょにかえろ」とお誘いしてくれます。
その子に、火曜日に、「いいもんみせてほしい?」と聞かれました。いいもんを、見せたいらしいのです。でも、個別懇談週間で、やっと、今日、一緒に帰れました。
「いいもんみせてあげよっか」「“か” がつくもんやで」
かぶとむし?かめ?かに?
いしししし。Jくんがわらいます。
見せてくれたのは、めっちゃ大きな貝殻でした。
「なかは、白か虹色かどっちでしょう?」
中は、美しい虹色でした。おじいちゃんがくれたのですって。
ほんとに素直でかわいいなあ。自分が嬉しかったことを、誰かに伝えられるのって、素敵だね。
寒いのに、長袖の服を着たくなくて、長袖を着せられると、泣いちゃうJくん。
毎日、丸付けをしている私のお尻を、さわりまくってくるJくん。
春、夏、秋、冬。
Jくんと、何度も手をつないで帰った道。
季節は過ぎてゆく。
今日は、もみじがきれいだったね。
春の桜。
夏のせみ。
秋のコスモス。
道端の景色の美しさを、こうして一緒に帰ることで、感じられた。一緒に帰るJくんがいるから、感じられた。
ほんの、数百メートルの道のりを、20〜30分かけて、たらたら帰る。
その散歩道が、すごく愛おしい。
もう、季節は冬しか残ってないんだね。今から、3月のお別れがせつないよ。