I am 編むing.

20日。木曜日。芸大生に来てもらっての授業1回目。

1回目は、見学、ということだったのだけれど、せっかくなので、ミニミニワークショップをしてもらうことに。

 この芸大生をむかえての授業は、さいばくん@京都精華大(2008年3月のしなリレで出会う)と、こうちゃん@京都市立芸大(2006年9月に、モノクロのコンタクト・インプロのワークショップで出会う)と、私の3人で、企画を進めている。

 こうちゃんが、体調不良のため、この日は、さいばくん一人で来校。

 不思議なオーラのさいばくん。子ども達からは、なぜか、「マジックできるの?」「マジックして!」のコールが。

 ワークの内容は、サウンドマップづくり。しーんとして、聞こえてくる音を、紙に書き込む。音は、自分なりの記号で表すというもの。

 最初は、じっとしてたけど、あんまり音がしないので、ちょこまか、動き始めるキッズ。ベランダに出ると、車や、給食室の愉快な音が聞こえることに、大喜び。

 最後は、黒板に、聞こえた音を、記号で描いて、交流しました。

 楽しい時間をありがとう!

 その後、さいば君と一緒に、校舎を、じっくり見て回る。色々、ワークのきっかけになりそうなこと、活動のヒントになりそうな場所を、探してまわる。

 そして、2人でひらめいたのは図工室。

 というのも、図工室というのに、とっても殺風景。作品が、一つもない。せっかくの創造的な場なのに、これじゃあ、あんまり。でも、何かできそうな匂いは、ぷんぷん。

 ああだ、こうだといいながら、いっぱいプランを練りました。

 窓には、絵の具でペインティング。カーテンには、お針子。壁には、ガムテープでおえかき。大きな模造紙を貼って、大きく落書き・・・

 とりあえず、土曜日に、まず、図工室をきれいにすることに!ようし、楽しくなってきた!

 
 ためしに、うちのクラスの窓に、絵の具で落書き。実は、日が当たると、こんな感じに、カーテンに影ができるんです。いいでしょう。





 そうして、土曜日。朝から、図工室の掃除を、3人でせっせ、せっせ。

 もっと、活動のイメージも涌いてくる。図工室から、アイデアがはみだしちゃう。「ひらもりタウン」ができちゃいそうです。わくわく。実施は、12月4日。楽しみね!

 打ち合わせを、大山崎のTabitabiでしたあと、大枝へ。大枝土蔵で、「みどりの停留所」の企画で、地図に、丹後をぬいぬい。毛糸で、ぬいぬい。楽しい!

 柿が有名で、いたるところに、柿の木が!つるしてある柿が、なんどもいえず、かわいい。

 そして、うわさの柿ハウスへ!一度、来たかったのです!

 内装が、すごく素敵で、うっとり。柿の色、オレンジが、随所に効いている!オレンジ好きとしては、たまりません。


 帰り道に、念願の毛糸と、かぎ針を購入。

 編み物に、こる予定なのです。この冬。

 初挑戦です。いや、小学校のとき、一時期、こってた。でも、くさり編みしかできなかった。

 からだが、毛糸を、編みたくて、編みたくて、たまらないと言うんです。なんのきっかけかわからない。でも、思い立ったら、そのときに!編み物はじめなきゃ、いてもたってもいられないわたし。

 深夜まで、あみあみ。やっと、くさり編みから脱出し、細編みや、長編みができるようになる。本見て編むの、結構難しいんだなあ。

 それでも、こんな感じです!今日は、電車の中でも、編みました!

 23日は、堤さん@ASIASと、野村さん@作曲家・ミュージシャンと、京都芸術センターで打ち合わせ。1月の、我が小学校での、ドリームコンサートに向けて。いよいよ、本格的に、始動です!

 堤さんや、野村さんが、子ども達のこと、出演者のこと、そして、わたし達教師の想いを、真剣に受け止め、考えてくださる姿に、感激する。もっといえば、静かな衝撃を受ける。

 私は、日々、子ども達と、あたり前のように接しているが、そこに、ここまでの深く、揺ぎない、子ども達への想いがあるだろうか?ていねいに、大切に、子ども達の、かけがえのないひと時を、つむごうとしているだろうか?

 2007年、3月の私が、揺れたように、また、今度のワークショップと、コンサートを通して、いくつも、いくつも、教わることがあるだろうと思った。アーティストの方から、アーティストと出会って、いきいきと活動する子ども達の姿から、そして、立ち止まる自分自身から。

 不思議な感覚で満ちて、家路へ。

 毛糸がなくなるまで、編む、編む。

 こうして、手を動かしていても、ずっと、何かを考えている。少し手を動かすほうが、いろんなことが、考えられる。そういう時間が、好ましい。