モンゴル6日目:ヨリーン・アム渓谷に到着!


モンゴル6日目。なぜか、嫌な夢ばっかり見る。今日は、授業研究会の日なのに、全く準備をしていないというサイテーな夢。何か、焦ってるんだろうか。そうなんだろう。

 そういう悪夢と、暑さで目が覚める。テントの中って、本当にあったかいらしい。テントから出ると、涼しく、心地よい風が吹きぬける。

 南ゴビの町で、時間をかけてタイヤを直す。タイヤを直す間、私とエリカは、車の中でぼんやりと待っていたんだけど、なんと、車中の温度計は、50度を越えていた!全く、気づかず、のんびり音楽きいてたんだけど、アルタン君にびっくりされちゃったよ。結構、うちら、たくましいね?いや、素晴らしく、鈍感だね。鈍感で、どんくさくて、どうしようもないね〜と、笑いとばす。

 お昼はレストランで。干しぶどうのジュースが冷たくておいしい!みんなは、あつあつのスーテーツァイが飲みたかったみたいだけど、日本人の私は、冷たい飲み物に感激でした・・・。

 レストランを出ると、急に雨が降りだす。ここで、雨に降られると最悪らしい。というのも、ゴビは道が悪いし、草原は泥沼と化して、タイヤがはまって、運転できなくなるから、先に進めないんだって。う〜ん、どうなることやら!?

 しかし、心配をよそに、雨は、降ったりやんだりをくりかえし、次第に上がった。ほっと一息。

 そして、やっとのことで、初の観光ポイントに到着!ヨリーンアム渓谷。夏でも、氷が残るといわれるくらい、ひんやりとした谷間。野生のヤギもいて、ガラガラドンみたいに、巻いた角をしているとか!



 残念ながら、歩けども歩けども、氷は見られず。もう溶けちゃったのかもね。見たってことにしとこう!と、引き返す。



 あのね〜。テルーの歌を思い出すの。鷹じゃなくて、鷲なんだけどね。「鷲の谷」と言われるくらいなので、鷲がたくさん飛んでるのね。

 夕陽が、岩肌を照らす。頭上では、鷲が空を描く。ね、テルーの歌を歌いたくなるでしょ。

 歩くと暑いけど、風が冷たい。もう、秋かもしれないね、って。短いモンゴルの夏。秋はもっと短い。10月から雪が降るくらいなんだもん。日本は、まだまだ暑いんだろうな〜なんて思いながら、色んな人の顔を思い浮かべながら、歩いて、歩いて、歩いた。


 

 夜は、トマトパスタ。ツナを混ぜて、おいし〜の。途中に、ゲルで、ミルクとアイラグをもらい、手作りのスーテーツァイを、アルタン君とダルマ君が作ってくれた。ボルツも入って、おいしいの。しょっぱいスープみたい。