モンゴル5日目:トラベル、トラブル、ズグエルズグエル!

モンゴル5日目。

 




 朝は、インスタントのスー・テー・ツァイと、ボーウ(焼き菓子)の、モンゴルの定番朝ごはん。

 ごとごと走ります。途中には、井戸がある。濡れタオルを首や頭にまいて、風をうけると、こんなに涼しいのね!モンゴル版日射病予防。快適、快適。

 


 


 スペアタイヤで、がたんごとん走って、次の町で、パンクタイヤの修理をしてもらう。修理後、出発!しかし、またパンク。スペアに直して走ると、今度は、スペアタイヤの調子も悪い・・・どうしよう〜。草原の真ん中で、先に進めなくなってしまった。これで、この旅4回目のパンク!

 エリカが、「ゆか、大丈夫〜?」と心配そう。私は全くもって平気(ほんと、お気楽。)なんだけど、エリカは、この旅のプロデューサーだから、私より、ずっと心配も不安も大きいんだよね。だから、いっぱい気を遣ってくれる。平気よ、私!すまんね〜、気を遣わせて。

 結局、ダルマ君の会社(Mobicom)の南ゴビの支社の人に頼んで、迎えに来てもらうことに。パンクタイヤを、持って、ダルマ君が、町に行き、タイヤを探して、帰ってくるという作戦。今夜は草原でキャンプになりそうだし、道から近いところだと、危ないから、女の子2人は、南ゴビの町のホテルに泊まったほうがいいよって言われたけど、うちらはズグエル!って言い張って、草原で、肉じゃがを作ってアルタンくんと3人で、ダルマ君の帰りを待つことに。

 待っている間、いろんな話をして、私がダンスをしているっていったら、踊ってみて〜ということに。カーステレオから、西村由紀江さんのピアノの曲を大音量で流してくれて、もううっとり。

 夕暮れの草原。響き渡るピアノ。裸足になって、夢中で踊った。ターンすれば、360度の地平線。手をのばせば、限りなく広い空。草原のピアノで踊ると、世界の真ん中にいるようだった。なんて気持ちいいんだろう。このまま、ずっと踊ってたい・・・・!!

 なんだか、沖縄の民宿の屋上のダンスで感じた気持ちよさとよく似てた。

 日が暮れて、ダルマ君が到着!Mobicomの会社の人、本当に素敵だな〜。モンゴルは、こうして助け合わないと、暮らしていけないから、みんな、本当に協力的だと思う。素晴らしいね。

 みんなで肉じゃがとライスを食べて、いざ出発。今夜は、南ゴビの近くの草原でキャンプイン。

 ああ、また抜群の星空。す〜っと、長い流れ星を見た。天の川が本当にきれい。この星空を見たかったんだわ。

 草原の草は、チクチクしている。これが、ゴビって感じ。裸足で踊ったせいで、足に小さなトゲがささっていたい。裸足は危険ね。

 荒涼という言葉の意味を、体で感じる。南ゴビで、グッドナイト。

草原は海のよう。こんなに広い景色、長い地平線はみたことないね。岩場はごつごつ。道はくねくねがたがた。

 何もない。でも笑って、食べて、星を見て暮らしてゆけるのです。

 キャンプいい。

 テントと寝袋買おう。すこやかである。