Respect

一発目の校内研修。重点のオリエンテーション

授業の主役がこどもであるように、研修の主役も参加者でありたいと思う。
こどもを信頼し、力があると信じるように、同僚を信頼し、力を持った存在として活かし合えるようにありたいと思う。
知っている人間がえらいわけでも、知らない人間がえらくないわけでもなく、私たちはそれぞれがひとつのコミュニティの形成者であり、周辺から中心に絶えず流動している成員である。エキスパートが語るわけではなく、少ししっている人間に語ってもらう、ということに積極的でありたい。教師ではなく、こどもの説明の方がこども同士ではわかりやすいのと同じ構図がある。
実践や伝統を「創造的に」語り継ぐ、ということに取り組みたい。
教員自身が「楽しむ」校内研修にまじめに取り組みたい。
そういうことを、少しずつ形にした1時間だった。

終わってから、新しい同僚の方に「有意義だった」「腑に落ちた」「先生たちが楽しそうに語っているのがいい」と、言葉をもらう。私の役目は模索中だが、これまで、10年間見てきた素敵な方々の背中や公開研を思い出しながら、本当に少しずつ少しずつ積み上がってきたものがあることに幸せな気分になる。


今の勤務校は2校目で、勤続8年になる。
1年目は本当に壁にぶつかり、自信喪失だった。
しかし、そこでうまくいかなかったことが、この8年で、今度は学校全体に取り組める時がきたのだと思うと、
少し涙ぐんでしまう。


たくさん学びたい。
そして、その学びを、たくさん学校に還元したい。
同僚の笑顔を、たくさん見たい。
そんなふうに思う。