stranger


大雨の始業式。
こんなの初めて。



始業式後、卒業生が「妹が先生が国語の先生になったって喜んでたよー。」とLINEでメッセージをくれる。
そう。私は国語の先生になった。
夢が叶い、今年のポジションに。
私の少々歪な夢は、歪なままに必ず叶う。
ゼミの先生に報告したい。
かつて、大学生の私の歪な夢にアドバイスをしてくれた。



21時過ぎ、仕事帰りに立ち寄ったスーパーでThe Strangerが流れていて、
とてもいい気分で買い物かごを持ったままうろうろする。


stranger.
ひとつのコミュニティにいても、絶えずそうでありたい。
昔から人が集まるところは苦手。
特に同じような人がたくさんいるところは。
田舎に育ったせいもあるのだと思う。
同質性と排除は表裏一体だということを、自分自身が被害者に加害者になりながら感じ続ける。
透明な存在になれたら。
染まらずに、属さずに。
職場でもどこでも、私はそういうふうに評価されることが多い。
どこでもstrangerな自分を失わず、そして、自分自身の中にもstrangerをちゃんと飼っているように。
私がstrangerでいることで救われる人もいるだろう。
新年度。そんなことを感じながら、初日を終える。